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肌の再生医療での「ニキビ跡のへこみ」の治療

株式会社セルバンクは特定細胞加工物製造事業者として、再生医療の普及活動を行なっており、その一環として関連する医療・美容情報につきましても発信しております。本記事でご紹介している内容にはお取り扱いがないものも含まれますが、肌再生をはじめとする再生医療の専門企業として情報を掲載しております。セルバンク製の細胞を使った再生医療では、顔全体・首・手などの肌のアンチエイジング治療ひざ等の関節の痛み(変形性膝関節症)の治療豊胸・乳房再建などの治療が可能です。
Contents
  1. 「ニキビ跡のへこみ」とは
  2. 再生医療で「ニキビ跡のへこみ」の改善ができる仕組み
  3. 再生医療での「ニキビ跡のへこみ」の治療のダウンタイム
  4. 再生医療での「ニキビ跡のへこみ」の治療の効果について
  5. 他の治療法との比較

「ニキビ跡のへこみ」とは

ニキビ跡とは、ニキビができた後の肌に残る、凹み(クレーター)や色素沈着、赤みなどのことをいいます。肌の再生医療では、こういったニキビ跡の症状のうち、へこみに関しての治療が可能です。

「ニキビ跡のへこみ」ができる原因は
炎症のダメージで皮膚組織が破壊されてしまうため

ニキビ跡が残ってしまうのは、ニキビの炎症が長く続いた場合などに、皮膚の奥にある真皮にまで細菌が繁殖し、そのダメージが修復しきれないためです。ニキビ跡がへこみ(クレーター)として残ってしまう原因は、ニキビの強い炎症にさらされることで、その炎症を抑えるために真皮内にあるコラーゲンなどの皮膚組織が破壊され、傷ができたのと同じ状態になるからです。ニキビの治癒過程で、破壊された皮膚組織はきれいな皮膚を作ることができず、凸凹になって残ってしまいます。

ニキビ跡の凹みの度合いには個人差がありますが、ニキビができた毛穴のまわりに傷跡が残り、毛穴が開いたような状態となってしまう場合や、炎症のダメージによって毛穴の周辺まで陥没してしまうなど様々なケースがあります。

また、サイトカインと呼ばれる、“細胞に情報伝達をする役割を持つ、免疫細胞から分泌されるタンパク質”が過剰に生成され、ケロイド状の跡が残ってしまう場合もあります。

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再生医療で「ニキビ跡のへこみ」の
改善ができる仕組み

ニキビの炎症によって凸凹になってしまったお肌の“真皮層”に、肌の再生医療で肌細胞(真皮線維芽細胞)を注入することで再びコラーゲンや皮膚組織の再生を促します。培養・移植して増えた肌細胞が働くとお肌に厚みや弾力が戻り、ニキビ跡のへこみを改善することが可能です。この事実は、アメリカの論文※1)でも発表されています。

肌の再生医療の治療は、肌のハリの元となる「コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチン」を生み出す“真皮線維芽細胞(しんぴせんいがさいぼう)”を増やす治療です。あなたの体に元々ある細胞を増やして、また戻す。すると、増えた真皮線維芽細胞がコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを生み出し、お肌のハリや弾力を蘇らせ、みずみずしく若返らせてくれるのです。

再生医療での「ニキビ跡のへこみ」の
治療のダウンタイム

肌の再生医療は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの異物を注入したり、メスを入れる他の美容整形とは異なり、使うのは元々自分の体にある「細胞」と「血液」のみですので、副作用のリスクが極めて低い安全な治療法です。

しかし、細胞の移植には注射針を用いるため、以下のような副作用が生じる場合があります。いずれも、通常は数日程度でよくなります。

  • 移植する際の注射による小さな出血
  • 小さな内出血、青あざ
  • 移植部位の腫れ、赤み

※治療遂行に際し、「麻酔薬・注射液・傷薬」の3剤を必要とします。これらの薬剤によるアレルギー等の反応(副作用)が起こる方もごくまれにいらっしゃいます。これらはあくまで一時的な反応に過ぎません。自分自身の線維芽細胞を移植することに副作用は認められておりません。

再生医療での「ニキビ跡のへこみ」の
治療の効果について

肌の再生医療で「ニキビ跡のへこみ」の治療をした場合の効果の現れ方と、持続期間について説明します。

効果の現れ方

肌の再生医療の効果の現れ方は、他の美容医療と比べると非常に緩やかです。

お肌のハリやうるおいを保つ「肌細胞(真皮線維芽細胞)」は、年齢と共に減少していきます。肌の再生医療で肌細胞を増やし、再びお肌に補充すると、肌の働きそのものが活発になり、少しずつお肌が若返ります。徐々に肌の機能が回復していくため、ハリやたるみが改善されるまで約3ヶ月~半年ほどかかります。

効果の持続期間

肌の再生医療は、コラーゲンやヒアルロン酸などを注入する「対症療法」とは異なり、肌の機能そのものを蘇らせる「根本治療」です。そのため、一度肌の再生医療で若返ったお肌は、またその状態から年を重ねることになり、効果は長期的に続いていくと言えます。

※培養し移植した真皮線維芽細胞のターンオーバーはおよそ5~6年です。保湿・UVケアなどのお手入れをしっかりされている方はより効果が持続しています。

※改善効果には個人差はございます。

他の治療法との比較

医療機関・クリニックでの治療法

医療機関やクリニックでできる肌の再生医療以外でのニキビ跡のへこみの治療法をご紹介します。

ダーマペン

ダーマペンで治療をすると、針でできた傷を治癒する創傷治癒効果を応用し、皮膚を活性化させて、肌のキメやハリを回復させることができると言われています。ニキビ跡のへこみの治療においては、お肌の凹んだ部分をダーマペンによる傷で置き換え、凹みを目立たなくさせる効果を狙ったものになります。

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フラクショナルCO2レーザー

フラクショナルCO2レーザーは、極めて細かい照射径の炭酸ガスレーザーで皮膚表面に小さな穴をあけ、創傷治癒効果によってお肌のハリを取り戻す治療法です。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、薬剤を塗り、皮膚の角質を溶かすことで皮膚が再生する創傷治癒の過程を利用し、それに伴う炎症反応によって皮膚の再生を促す治療法です。

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    ヒアルロン酸注射

    ヒアルロン酸製剤をニキビ跡のへこみに注入し、凹んだ部分(クレーター)を埋めて、目立ちにくくする治療法です。

    即効性がありますが、その効果は数ヶ月~半年ほどで吸収され、薄れてしまうため、定期的な治療が必要です。また、ヒアルロン酸注射においては皮膚の薄い部分へ注入した場合、青白く浮き出てしまう場合もあることを知っておくと良いでしょう。

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