YouTube

認知症にならないための唯一の方法とは?健康寿命を延ばす生活習慣

こんにちは!セルバンク広報担当です。
弊社代表 北條のYouTubeチャンネル【北條元治|肌再生の専門家チャンネル】の動画を文章でご紹介します。

「YouTubeの動画は全部見る時間がないよ」「まずは文字で要点だけ知りたい」という方にもわかりやすくお伝えできるように、広報担当の目線でギュギュっ!と短く要約してお届けいたします。


【監修】北條元治(株式会社セルバンク 代表取締役)
医学博士。東海大学医学部客員教授。肌の再生医療の専門家。セルバンクが運営する自身のYouTubeチャンネルにて、美容や医療、健康寿命に関する情報を発信している。

「認知症にならないためには、青魚を食べるといい」「マージャンをすると予防になる」など、世の中にはさまざまな予防法が語られています。しかし今回は、それらとは少し違う視点から、私が確信している「たった一つの方法」についてお話しします。

認知症とは何か——まず知っておきたい基礎知識

その前に、まず「認知症」という言葉を整理しておきましょう。かつては「老人性痴呆」と呼ばれていたものが、現在は「認知症」という言葉に統一されています。痴呆には大きく分けて「アルツハイマー型」と「老人性(脳の萎縮性変化によるもの)」の2種類があるとされてきました。

アルツハイマー型認知症との違い

アルツハイマー型は、神経の周りを覆う髄鞘(電線でいうビニール被覆のようなもの)が壊れていく脱髄疾患で、完全な神経の病気です。今回お話しする内容は、こちらのタイプは対象としていません。

一方、老人性のものは、CTやMRIで脳を見ると誰にでも大なり小なり起こる脳の萎縮によって引き起こされるとされてきたものです。今回の「認知症にならないための方法」は、こちらのタイプを念頭に置いています。

対照的な二人の高齢者に見る、健康寿命の分かれ道

このテーマを考えるきっかけになったのは、身近な二つの事例でした。

一つは、私自身の母親です。母は今、サービス付き高齢者向け住宅で3〜4年ほど暮らしています。個室に簡易キッチン、トイレ、洗面台まで揃い、食堂に行けば食事も出てくる。買い物代行も来てくれて、支払いはすべて口座引き落とし。財布を使う必要すらない、快適で安全な環境です。私自身、当初はこの暮らしに賛成していました。

しかし、この生活を続けるうちに、母は少しずつ物忘れが増え、軽度の認知症の兆候が出てきました。人格は保たれていて、アルツハイマー型ではありません。ただ、「何でもしてくれる」環境の中で、社会的なやり取りや自分で判断する機会が失われ、じわじわと認知機能が落ちてきているように感じています。

もう一つの事例は、田舎の実家の隣に住む、母と同世代のおじいちゃんです。彼は一人暮らしを続けながら、今でも畑を耕し、軽トラックを運転し、自分で買い物に行きます。足取りはさすがに危なっかしいものの、会話も受け答えもしっかりしていて、帰省すると野菜や果物を持ってきてくれるほど元気に過ごしています。

「財布が使えなくなる」——見逃しやすい認知症の初期サイン

この対比から見えてくるのは、「寿命」と「健康寿命」は必ずしも同じではないということです。それを象徴するのが、母の「財布」のエピソードでした。

以前は母をレジに並ばせ、代金を自分で数えて払わせていました。ところが最近、593円の支払いで「まず3円を探す」という単純な計算ができなくなってきたのです。会計そのものが負荷になり、それを避けるために千円札や五千円札ばかり使うようになった結果、財布は小銭でパンパンに膨れ上がっていました。これは認知症の初期サイン、あるいはその一歩手前のサインかもしれない、と感じています。

「してもらう生活」が判断力を奪っていくメカニズム

便利さや「してもらうこと」が積み重なるほど、自分で考え、判断し、手を動かす機会が失われていく。そしてその機会の喪失こそが、認知機能の低下を静かに進行させているのではないか、というのが私の見立てです。

一方、隣のおじいちゃんは、生きていくために「一人でやらざるを得ない」環境に置かれています。買い物も、車の運転も、畑仕事も、すべて自分の判断と手足で行う。もちろん、突発的な病気(心筋梗塞や大動脈解離、脳梗塞など)が起きたときに救命が間に合わないリスクはあります。その意味では「寿命イコール健康寿命」になる可能性が高いとも言えます。ですが、健康寿命という点では、すでに母を追い越しているように見えるのです。

自分のことは自分でやる、という生活の力

ここから導き出される結論はシンプルです。認知症にならないための唯一の方法は、「いつまでも自分のことは自分でやる」という生活を、自分の意思と責任において守り続けること。それに尽きると考えています。

自分自身でセルフケアをしている人は、認知症になりにくい。逆に言えば、認知症が進行して自分でセルフケアができなくなった時点で、生活が乱れ、何らかのアクシデントで命を落とすリスクが高まる——それが自然な経過だと考えています。

寿命と健康寿命は必ずしも一致しない

高齢者住宅のような環境にいると、たとえ認知症になったとしても、お風呂で溺れるといった致命的な事故は防がれる仕組みになっています。だからこそ「寿命」は伸びる可能性がある。しかし、それは「健康寿命=寿命」であることを意味しません。

「人生100年時代、いつまでも健康で美しく」というテーマを掲げる立場として、単に長く生きることよりも、健康寿命と寿命を一致させることを大切にしたいと考えています。仮に100歳、120歳まで生きられたとしても、自分で自分の世話ができない状態が長く続く人生を、手放しで良いとは思えないからです。

もちろん、これはリスクとのトレードオフです。自分ですべてをやる生活は、突発的な病気や事故に対して脆弱になる面があります。それでも、セルフケアをやめない生活を選ぶことこそが、認知症を遠ざける最も確実な方法だと、自分の母と隣人という二つの実例を通じて確信するに至りました。

「ネタ切りでもいいから100年生きたい」と思う人はいないはずです。誰もが願うのは、自分らしく、自分の意思で生きられる100年のはず。だからこそ、日々の小さなセルフケアを、意識して手放さないことが大切なのではないでしょうか。

便利なサービスや環境そのものが悪いわけではありません。大切なのは、それに頼りきることで「自分で考え、判断し、手を動かす」機会まで手放してしまわないこと。今日からできる小さな一歩が、将来の健康寿命を大きく左右するかもしれません。

※本記事は動画内での見解を要約・紹介したものであり、特定の症状の診断・治療を目的としたものではありません。また、本編の内容も医学的な目線よりも北條個人の経験や認識による意見です。ご自身やご家族の症状が気になる場合は、この情報だけを頼りに判断するのではなく、医療機関にご相談ください。

タイトルとURLをコピーしました