こんにちは!セルバンク広報担当です。
弊社代表 北條のYouTubeチャンネル【北條元治|肌再生の専門家チャンネル】の動画を文章でご紹介します。
「YouTubeの動画は全部見る時間がないよ」「まずは文字で要点だけ知りたい」という方にもわかりやすくお伝えできるように、広報担当の目線でギュギュっ!と短く要約してお届けいたします。
【監修】北條元治(株式会社セルバンク 代表取締役)
医学博士。東海大学医学部客員教授。肌の再生医療の専門家。セルバンクが運営する自身のYouTubeチャンネルにて、美容や医療、健康寿命に関する情報を発信している。
日焼け止めは毎日塗っている。飲むタイプのUVケアも試した。美白と書かれた美容液も切らさないようにしている。それなのに、夏が終わるころには頬のあたりに新しいシミが増えている——。そんな経験のある方は、決して少なくないと思います。
このテーマについて、株式会社セルバンク代表取締役で医学博士の北條元治先生が、ある動画のなかで踏み込んだ話をされていました。結論を先にお伝えすると、シミ対策の効果のうち、およそ99%を占めるのは「紫外線を物理的に浴びないこと」だというのです。
塗るものでも、飲むものでもない。浴びないこと。
裏を返せば、私たちが時間とお金をかけている多くの対策は、残りの1〜2%を巡る攻防だということになります。この記事では、その話の中身を順を追って整理していきます。
結論から言えば「紫外線を浴びない」。それ以外にない
まず前提として、シミは「あってもいい」
意外に思われるかもしれませんが、北條先生はこの話をするにあたって、まずかなり脱力した前提から入っています。シミができたところで、それで命に関わるわけではない。だったら、そこまで神経質にならず、あるくらいで気楽に付き合えばいいのではないか。それが本音の結論だ、と語られています。
シミの話というと、不安を煽る方向に傾きがちです。放置するとこうなる、今すぐ対策しないと手遅れになる——そうした語り口に疲れている方にとって、この出発点はむしろ救いかもしれません。
それでも本気で防ぎたい人へのアドバイスは、たった一つ
とはいえ、いろいろな方と話していると、とくに女性のなかには「本当にシミを作りたくない」と考えている人が一定数いる。そういう方に対して自分ができるアドバイスは、たった一つしかない、と北條先生は続けます。
紫外線を浴びないこと。
それに尽きる。本当にその一択だ、と繰り返し語られています。つまりシミ対策とは、特別な美容法を一つずつ積み上げていく足し算の作業ではなく、浴びる紫外線量をどこまでゼロに近づけられるかという、極めてシンプルな引き算の話だということです。
なお、ここで大事な前置きがあります。北條先生は「全員がここまでやるべきだ」とは一言も言っていません。スキンケアやUV対策が大切であることは普段から発信しているものの、どこまで徹底するかは各自の価値観による、というスタンスを明確にされています。これからご紹介する内容は、あくまで「本気で、本当にシミを作りたくない」という覚悟のある方に向けたものです。かなり極端に映る部分もありますが、それは徹底することを前提にしているからだと受け止めてください。
対策の99%は「物理的に遮ること」
家から出ない、カーテンを閉める
最初に挙げられた対策は、拍子抜けするほど直球でした。家から出ない。太陽そのものを避ける。カーテンは閉めておく。動画のなかでは「吸血鬼のような生活」という言葉まで出てきます。冗談めかしてはいますが、紫外線を浴びない生活を突き詰めれば、本当にそこへ行き着くというわけです。
外出時は「服・日傘・サングラス」が先。日焼け止めはその上に
もちろん、まったく外に出ない生活は現実的ではありません。どうしても外出する場合の装備として挙げられたのは、次の四つです。
- 全身を覆う服装
- サングラス
- 日傘
- UVクリーム(日焼け止め)
注目したいのは、語られている順番です。まず服・日傘・サングラスといった「物理的に遮る」手段を固め、そのうえで日焼け止めを塗る。私たちはつい、日焼け止めを塗ったかどうかで安心してしまいがちですが、優先順位としては、まず物理的に隠れているかどうか。日焼け止めは、隠しきれない部分を補うためのものだと考えたほうが、話の筋には合っています。
夏のレジャーは諦める。可能ならリモートワークへ
さらに踏み込んで、「夏のレジャーはしない」「可能であればリモートワークにする」という提案まで出てきます。海に行く、山に行く、川に行く。夏らしい楽しみは、いずれも本気でシミを作りたくない人にとっては避けるべき行動として名指しされました。
とにかく、紫外線を物理的に避ける。ここまで一貫して、話は同じ一点に向かっています。
美容液もサプリも「補助」。割合で言えば1〜2%
インナーケアが占めるのは、数パーセント
動画のなかで、「体の内側からのケアはどうなのか」という質問が出ます。ビタミンC、抗炎症作用のある成分、リコピン、果物から摂るビタミン——いわゆるインナーケアです。これに対する答えは、はっきりしていました。インナーケアも大切ではあるけれど、あくまで補助。シミ予防に占める割合で言えば、おそらく数パーセント程度ではないか、という見立てです。裏を返せば、残りの圧倒的な部分、およそ99%は「物理的に紫外線を遮ること」が占めている、という話になります。
メラノサイトに働きかける美容液も、位置づけは同じ
では、日焼け止め以外に買うべきものはあるのか。この問いに対しても、メラノサイト(メラニンを作る細胞)の働きを抑える成分を配合した美容液は存在する、としつつ、やはり補助的なものと考えたほうがいい、と答えられています。割合で言えば、遮断が99%、そうした美容液が1〜2%程度。ビタミンCなどと同じ扱いで捉えるのが妥当だ、というのが北條先生の整理です。
「塗る・飲む」より先に、「遮る」を固める
ここは、多くの方の感覚とズレやすいポイントかもしれません。シミ対策というと、どうしても「何を塗るか」「何を飲むか」に意識が向きます。新しい成分が話題になれば気になりますし、選ぶ楽しさもあります。けれど今回の話のなかでは、それらは一貫して主役ではないと位置づけられています。
美容液やサプリメントが無意味だという話ではありません。ただ、順番として、日傘を持たずに美容液だけを増やしていくのは効率が悪い、ということです。まず遮る。足りない分を、塗るもの・飲むもので補う。この順番だけでも意識しておく価値はありそうです。
夜に紫外線はある?——夏のレジャーは「夜に寄せる」という解
月光も元は太陽光。ただし日中の室内よりはるかに少ない
続いて、「夜に紫外線はあるのか」という質問が飛びます。答えは、「あるか・ないかで言えば、ある」。月の光はもともと太陽光が反射して地球に届いているものなので、その意味では紫外線と言える、という説明です。
ただし、ここからが肝心なところです。夜の紫外線量は、日中に室内にいるときよりもはるかに少ない。だから夜については、神経質になる必要はないという結論になります。
花火大会も夏祭りも夜店もOK。避けるのは昼の海・山・川
この話から、とても実用的な提案が導かれます。夏祭りや花火大会といった夜のイベントであれば問題ない。夜店に出かけるのも構わない。「本気でシミを作りたくない人の夏のレジャーは、夜のお祭りと花火に集約すればいい」——動画のなかでも、これは良いアイデアだと乗り気で語られています。一方で、昼間の海・山・川については、いずれも「行けない」と即答されました。
ここが、この話のいちばん救いのある部分だと思います。夏の楽しみをすべて捨てろという話ではなく、時間帯をずらすことで両立させる。我慢の総量を増やさずに、浴びる量だけを減らす考え方です。
買い物も夜に。値引きシールという副産物
生活面でも、夜へのシフトが提案されます。最近はスーパーも21時、店舗によっては22時まで営業しているところが多い。仕事帰りに立ち寄れば、日中の紫外線を避けられます。
ここで挟まれるのが、値引きシールの話でした。3割引のシールを貼りに来る店員さんの後ろに立ち、貼られた瞬間に商品を取る。1分待てば安くなるのだから待つ、と。対策の話が続いたあとに出てくる、なんとも生活感のあるエピソードです。徹底するといっても、日常のなかに落とし込めば、案外こういう楽しみ方もある。そんな気持ちにさせてくれます。
室内の紫外線が気になるなら、測ってしまう
新しめの住宅なら、UVカットガラスが入っている
「部屋の中にいても、カーテンを開けていれば日光は入ってくるのでは?」という疑問も取り上げられました。これに対しては、比較的新しいマンションや住宅であればUVカットガラスが使われているので、そこまで心配しなくていいのではないか、という回答です。
デジタルUV計測器で、UV-A・UV-Bを実測する
ただし、本気で気にするのであれば、紫外線量を測る機器が売られているのだから、それで測ってしまえばいい。それが北條先生の提案です。デジタルのUV計測器(UVメーター)を使い、カーテンを開けた状態で室内の紫外線量を実際に測ってみる。もしUV-AもUV-Bもほとんど透過していないのであれば、入ってきているのは可視光線だけということになるので、神経質になる必要はないと判断できます。
「2万円のシミ治療が不要になるなら安い」という考え方
ここで印象的なのが、費用対効果の話です。もし計測器を買うことで、2万円のシミ治療を受けずに済むのであれば、むしろ安い買い物かもしれない——そんなやり取りが交わされます。
不安を抱えたまま自己流の対策を積み重ねるより、一度測って事実を確認してしまう。そのほうが結果的に安上がりで、気持ちもずっと楽になる。この発想は、シミに限らずいろいろな場面で応用が効きそうです。
誤解の多い「目から日焼け」。本当のところ
日焼けは「当たった場所が焼ける」だけではない
最後に、多くの人が誤解しているというテーマが登場します。「紫外線は目からも入って日焼けする」という話です。この話をするために、北條先生はまず日焼けの仕組みそのものを説明します。皮膚に光が当たったとき、その場所だけで反応が完結するわけではありません。皮膚に光が当たると、そこから脳の脳下垂体にシグナルが送られ、あるホルモンが放出されます。
MSH=メラノサイトを刺激するホルモン
そのホルモンがMSHです。名前を分解すると、こうなります。
- M:メラノサイト(melanocyte)
- S:刺激する(stimulate)
- H:ホルモン(hormone)
つまり「メラノサイト刺激ホルモン」。脳下垂体から、メラニンを作る細胞を刺激するホルモンが出ている、ということです。多くの人は「紫外線が当たった場所が焼けて黒くなる」と理解していますが、実際には、紫外線が当たったという情報が脳に伝わり、脳がメラニンを作れという指令を出すから黒くなる。ここが誤解されやすいポイントだと指摘されています。
サングラスの本当の価値は、白内障の予防
では、目と紫外線の関係はどうなのか。北條先生が強調されるのは、シミよりもむしろ白内障のリスクです。サングラスをかけずに屋外に出ると、白内障の発症率が明らかに上がる。その意味で、サングラスなしで外に出るべきではない、と語られています。一方、シミ予防という観点でのサングラスの寄与はどうか。こちらは20%程度、あるいはもっと低く10%くらいではないか、という見立てが示されました。
「目から全身が黒くなる」ことはあり得るのか
聞き手が、「それは全身のメラノサイト、メラニン生成に関わる話なのか」と確認すると、答えは「全身」でした。理屈のうえでは、直接肌に日光が当たっていなくても、目から紫外線が入ることで全身のメラニン生成が進む可能性はある、ということになります。
ただし、その影響は皮膚への直接の曝露に比べればはるかに穏やかで、上昇の度合いも小さい。したがって、そこまで大きな話にはならない。あくまで「可能性としてはある」というレベルの話だと整理されています。サングラスは、シミのためというより目のためにかける。そう理解しておくのが、実態に近いようです。
まとめ|今日からできる3つのこと
ここまでの話を、明日から動ける形に絞ってみます。
1. 昼のレジャーを一つ、夜のレジャーに置き換える
海や川に行く予定を、花火大会や夏祭りに変えてみる。買い物も、日中ではなく仕事帰りの時間帯に寄せる。我慢を増やすのではなく、時間帯をずらすだけです。夜の紫外線量は、日中に室内にいるときよりもはるかに少ないと語られていました。
2. 「日焼け止めを塗ったか」より先に、「隠れているか」を確認する
外出前のチェックの順番を入れ替えます。服で覆えているか、日傘はあるか、サングラスはかけたか。そのうえで、隠しきれない部分に日焼け止めを塗る。効果の99%は物理的な遮断が占めている、という話に沿った順番です。
3. 室内の紫外線が気になるなら、一度測って安心を買う
デジタルのUV計測器で、カーテンを開けた状態の室内を実測してみる。ほとんど透過していないと分かれば、それ以上悩まずに済みます。不安なまま対策を足し続けるより、ずっと安上がりかもしれません。
最後に、北條先生ご自身の言葉を紹介しておきます。ここまで徹底する生活について、「あまり楽しい人生だとは思わないし、正直おすすめはしない。でも、どうしてもやりたいならやってみてください」と締めくくられていました。
徹底すれば効果はある。けれど、そこまでやるかどうかは自分で決めればいい。
シミを完全に防ぐことと、夏を楽しむこと。その天秤をどこに置くかは、人それぞれです。この記事が、ご自分の落としどころを見つける材料になれば幸いです。
本記事は動画内で語られた内容をもとに構成したものであり、診断・治療を目的としたものではありません。記事中の割合(99%、1〜2%など)は、動画内で示された見立てです。肌の状態にお悩みの場合は、皮膚科医など専門家にご相談ください。



