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目の下のクマ、実は「健康状態と無関係」だった ― 専門医が暴くネット都市伝説と本当の原因

みなさんこんにちは。株式会社セルバンク 広報担当です。

弊社代表 北條元治が運営するYouTubeチャンネルでは、美容や医療、健康寿命に関する情報を、各分野の専門家の皆さまと共に発信しています。今回は、その中でも反響の大きかった動画「【クマ治療Gメン水谷先生】目の下のクマ治療の名医と一緒に全人類に伝えたい、目の下のクマを撲滅する方法」の内容を、読みやすく記事としてまとめてご紹介します。ぜひ動画と合わせてご覧ください。


【監修】北條元治(株式会社セルバンク 代表取締役)
医学博士。東海大学医学部客員教授。肌の再生医療の専門家。セルバンクが運営する自身のYouTubeチャンネルにて、美容や医療、健康寿命に関する情報を発信している。

再生医療の専門家と「クマ治療の名医」が語る、目の下のクマの真実

肌の再生医療を専門とする北條元治氏が、銀座みゆき通り美容外科の水谷先生のもとを訪れる形で対談が実現しました。きっかけは、目の下のクマに特化した専門書(医学書のため1冊1万7000円という高額な一冊)の存在です。この本の中で北條氏は「再生医療の観点から見たクマへのアプローチ」を執筆し、全体の監修を水谷先生が務めています。

今回の対談は、その書籍紹介と水谷先生の紹介を兼ねた企画として行われました。テーマはずばり「全人類に伝えたい、目の下のクマを撲滅する方法」。専門的になりすぎないよう、まずは一般の生活者目線からネット上に広がる「クマの都市伝説」をクイズ形式で検証し、そのうえで水谷先生が実際の治療の中身を解説する、という構成でお届けします。

ネットに広がる「クマ都市伝説」を専門医が検証

クイズは、ネット上に流れている真偽不明な情報を予想し、水谷先生が正誤を判定していくという形式で進みました。

「塗ると一瞬で消える」は本当か

1問目のヒントは「海外セレブがやっている」「医薬品」というもの。最初は「そんな薬はない」という声が上がり、傷口を物理的に接着させる医療用素材(ダーマボンドなど)も候補に挙がりましたが、いずれも不正解でした。

実際の元ネタは、「痔の腫れが引くなら、目の下のたるみ(クマ)にも効くはず」というステロイド系の塗り薬を連想させる発想だったといいます。水谷先生はこれを明快に否定します。「痔の腫れは炎症によるものですが、目の下は炎症で腫れているわけではありません。眼窩脂肪、つまり元々は目のクッションとして奥にある脂肪が、手前にずれて押し出されているヘルニアのような状態です。仕組みがまったく違うので、効くはずがないんです」。

「枕が高いと悪化する」の真相 ― クマは健康と無関係

2問目は「枕」「高さ」というキーワードまでは近づいたものの、理由づけは大きく外れました。ネット情報の種明かしは「枕が高いと首が折れ曲がり血流が悪くなるため、クマが悪化する」というものでしたが、水谷先生は「首を曲げただけで血流が悪くなるとは、医学的に聞いたことがありません。血管は自律的に拡張・収縮を調整する機能を持っていて、そんな単純な話ではないんです」と一蹴します。

そして、この対談で最も重要な指摘がここで飛び出します。

「そもそも目の下のクマは、健康状態とは関係がないんです」

徹夜明けで疲れた顔つきになっても、その後しっかり眠ってもクマそのものは消えません。つまり「元気なときのクマ」と「疲れているときのクマ」は、実は同じものだというのです。それでも「クマ=疲労・不健康のサイン」というイメージが広く浸透しているのは、テレビなどマスコミ報道の影響が大きいと水谷先生は指摘します。取材では「スマホの使いすぎ」「現代病」といった、あらかじめ用意されたストーリーに沿うコメントが出るまで質問が重ねられることも多く、「可能性はゼロではない」という一言だけが切り取られて使われてしまう、という制作現場の実情も語られました。

「ある立ち方」でクマが軽く見えるのはなぜか

3問目は「逆立ち」「顔を上に向ける」という回答が出ました。厳密には不正解ながら、水谷先生いわく「理屈としては合っている」という評価です。

目の下の脂肪は柔らかく、重力の影響を受けて下がることでクッションとしての許容範囲を超え、前方(顔の表面側)に押し出されることでクマとして目立つようになります。上を向いたり逆立ちをしたりして眼球側に重力がかからない体勢を取れば、一時的に脂肪の突出が軽減され、クマが軽く見えるのは事実だそうです。ただしこれはあくまで一時的な現象であり、体質や骨格による構造上の話であって、日々の「立ち方」の習慣で根本的に治るものではありません。

目の下のクマには3つのタイプがある

クイズパートを経て、水谷先生が専門医の立場からクマの正体を解説します。クマは大きく3つのタイプに分類されるといいます。

1つ目は「形状のクマ」です。眼窩脂肪が前方に膨らむことでたるみとして見え、膨らみの下にはくぼみ(溝)ができて影になります。これは骨と皮膚が靭帯でつながっている部位の構造上の特徴によるもので、外科手術によってもっとも改善効果が出やすいタイプとされています。

2つ目は「色のクマ」で、さらに2種類に分かれます。ひとつは青クマ・紫クマと呼ばれるもので、血管や筋肉の色が透けて見えている状態です。目の下の皮膚は非常に薄く、本来は皮下の白い脂肪層によって肌色に見えていますが、たるみで皮膚や筋肉が引き伸ばされて薄くなると、下の色がより強調されて見えるようになります。もうひとつは、シミと同様にメラニン色素が皮膚自体に沈着することで生じる「茶クマ」です。こちらは薬剤やレーザー治療の対象になるタイプだといいます。

水谷先生によれば、手術がもっとも効果を発揮するのは1つ目の「形状のクマ」であり、茶クマのような色素タイプは手術による改善はあまり期待できず、外用薬やレーザーなどの治療が中心になるとのことです。

「脂肪を取れば治る」は誤解 ― 脱脂手術の実情

クマ治療というと「目の下の脂肪を取る手術(脱脂・経結膜脱脂術など)」を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし水谷先生は、ここに大きな誤解があると指摘します。

脱脂は、まぶたの裏側から余分な脂肪を取り出す比較的シンプルな手術で、経験の浅い若手医師でも習得しやすく、手術時間も10分程度と短く、価格を抑えて提供しやすいという特徴があります。そのため広告展開がしやすく、「クマ治療=脂肪を取れば治る」というイメージが市場全体に広まってしまった側面があるといいます。

しかし実際には、脱脂だけで見た目が明らかに改善したと言えるケースは、全体の1割にも満たないというのが水谷先生の実感だそうです。むしろ適応を見誤って施術を受けると、頬がこけたような凹みが生じたり、皮膚が余ってシワが増えたり、色味がかえって濃く見えるようになったりと、悪化するケースも少なくありません。そうした施術後の修正を求める相談も多いといいます。

「膨らんでいるのだから取ればいい」という発想は一見合理的に思えますが、皮膚のたるみ具合や年齢、色素の状態など個人差が大きく、脂肪除去だけでは対応しきれないケースが大半を占めているというのが実情のようです。

自分のクマのタイプを知る第一歩 ― 無料画像診断のすすめ

対談の締めくくりとして、水谷先生が院長を務める銀座みゆき通り美容外科で実施している無料の画像メール診断が紹介されました。症状の写真を送ることで、どのタイプのクマに該当するか、適した治療の方向性、価格帯の目安などについて、専門的な立場からアドバイスを受けられるサービスだといいます。

言葉だけのやり取りでは伝わりにくい症状も、画像があれば実際の状態がかなり正確に把握できます。北條氏は「事前にこうした診断を受けておくと、実際のカウンセリングの際の理解度がまったく違う」と、下調べとしての活用を勧めています。来院や契約を前提としたものではなく、まずは自分のクマのタイプを客観的に知るための入口として利用できる点が特徴です。

参考


※本記事は、動画で語られた内容を編集部が要約・再構成したものであり、特定の症状の診断や治療を目的としたものではありません。ご自身の症状については、必ず医療機関にご相談のうえご判断ください。

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