胸の再生医療について

胸の再生医療について

脂肪注入を更に発展させた豊胸
-胸の再生医療-

現在、日本で行われている豊胸手術は大まかに分けて3種類あります。

  • ①シリコンバッグ
  • ②ヒアルロン酸注入法(その他のフィラー)
  • ③脂肪注入法

それぞれに特徴はありますが、胸の再生医療は③脂肪注入を更に応用した豊胸手術になります。

脂肪注入法は、異物を含まず、自分自身の脂肪を胸に注入することで自然なサイズアップが出来ます。ただ、脂肪注入法では「術後にどれだけバストアップしたサイズを維持できるか」、つまり注入した脂肪の定着率の低さが常に課題でした。そのため、脂肪注入法は様々な模索が続いています。脂肪注入には脂肪吸引の方法、脂肪の加工法や注入法も様々な方法があります。

胸の再生医療は、少量の脂肪を採取して、数週間かけて採取した脂肪から幹細胞を培養し、脂肪豊胸手術の時に培養した脂肪由来幹細胞を添加する手術です。脂肪由来幹細胞を培養することで、幹細胞が数千~1万倍の数に増えます。

脂肪由来幹細胞とは

約60兆個もあると言われる私たち人の体の細胞で、様々な役割を持ち「細胞の元」のような特殊な細胞が「幹細胞」です。

幹細胞は、他の細胞に変化(分化)する能力「多分化能」と、自身と同じ細胞(幹細胞)にコピーする能力「自己複製能力」があります。専門用語でいうと非対称性細胞分裂といい、非対称性細胞分裂を行う細胞は全て幹細胞です。

幹細胞の能力が注目されているのは、体の中で失われた細胞や不足しているものを補ってくれる働きがあるからです。

この幹細胞の能力を応用して、再生医療の分野で様々な治療が行われています。例えば動脈硬化の治療、フェイスリフト、変形性膝関節症でのすり減った軟骨の修復、豊胸手術など、幹細胞が用いられる治療は幅広くあります。

幹細胞の中で、脂肪の中に存在する種類の幹細胞は脂肪由来幹細胞と呼ばれています。

脂肪由来幹細胞を用いた豊胸のメリット

近年、脂肪由来幹細胞を用いた脂肪注入の豊胸手術が注目されています。通常の脂肪注入と比べて、脂肪由来幹細胞が追加(添加)されると一体何が違うのでしょうか?

脂肪の生着率の向上

従来の脂肪注入と脂肪由来幹細胞を添加した脂肪注入の大きな違いは、豊胸手術後の注入した脂肪の「生着率の高さ」と、脂肪注入の豊胸に伴うリスクを軽減出来ます。

脂肪由来幹細胞は、注入した胸の脂肪の中で、脂肪が減少するのを抑えてくれたり、栄養や酸素を運ぶ血液を作るように促してくれる働きがあります。その結果、生着率が向上し、バストアップの効果を長期にわたって維持することが可能です。体の一部となった胸の脂肪は、自然で柔らかな仕上がりで、年を重ねても体形にあったバストを維持できます。

脂肪に栄養や酸素をしっかりと届けてくれるため、脂肪の生着率が向上し、脂肪の減少や石灰化、シコリができるのを防ぐことが可能です。

脂肪由来幹細胞が出来ること

脂肪注入手術で、脂肪由来幹細胞をプラス(添加)するメリットは何なのでしょうか。様々な論文で、脂肪由来幹細胞を添加すると脂肪の定着率が向上すると言われています。脂肪由来幹細胞は、注入した脂肪の中で血管を作る働きを助けてくれます。血管が作られることで、既に存在している他の体内の脂肪と同じように酸素や栄養を運べるようになり、結果として脂肪の生着率が高くなります。体の一部となった胸の脂肪は、自然で柔らかな仕上がりで、年を重ねても体形にあったバストを維持できます。

安全性について

脂肪由来幹細胞を用いた豊胸術は、自分自身の脂肪から採取し、幹細胞を体に戻すため、異物反応や感染症のリスクが極めて低いのが特徴です。しかしながら、医療行為ですのでリスクはゼロではありません。ただし、通常の脂肪注入で発生し得るしこりや石灰化などのリスクは、脂肪由来幹細胞の働きによって大幅に減少します。

厚生労働省から認可を受けたクリニックが治療可能

幹細胞を用いた再生医療の治療は、国の認可が必要です。厚生労働省が定める「特定認定再生医療委員会」から、安全性や管理体制などの審査を受け、許可を得てはじめて医療の提供が可能になります。そのため、どのクリニックでも受けられるものではなく、許可を得た限られたクリニックでしか治療を受けることができません。

脂肪由来幹細胞を用いた豊胸の種類

脂肪由来幹細胞を用いた豊胸手術には、主に2種類あります。主に、幹細胞を「混ぜる」治療と幹細胞を「増やす」治療の2種類があります。

  • 非培養(セリューション豊胸・CAL豊胸など)
  • 培養(セルチャー豊胸、脂肪再生豊胸など)

脂肪由来幹細胞を用いた豊胸の種類

非培養
(非培養脂肪由来幹細胞豊胸術)
培養
(培養脂肪由来幹細胞豊胸術)
治療のタイプ 幹細胞を「混ぜる」治療 幹細胞を「増やす」治療
幹細胞の増加量 少(体内の幹細胞を移動)
必要な脂肪量 多い(幹細胞を取り出した脂肪は破棄)
身体の負担
必要な手術日数 1日 2日(培養に6週間必要)
手術の名前 セリューション豊胸・CAL豊胸など セルチャー豊胸、脂肪再生豊胸など

非培養タイプ

非培養タイプ

脂肪組織と脂肪由来幹細胞のイメージ

1つは、非培養脂肪由来幹細胞豊胸術で、セリューション豊胸やCAL豊胸と呼ばれる方法。幹細胞を混ぜる治療は、採取した脂肪から幹細胞を分離して活性化させ、幹細胞と脂肪を混ぜて注入する施術です。

非培養のタイプは、体内にある脂肪由来幹細胞を胸に移動させることが主な流れです。元々体内にあった幹細胞を取り出して胸に注入するので、幹細胞の数は増えません。手術は一回で完了することができます。また、注入に必要な脂肪と、脂肪由来幹細胞を取り出すための脂肪と、多くの脂肪が必要となるので、脂肪が少ない痩せている人には不向きです。

培養タイプ

培養タイプ

培養タイプ

脂肪組織と脂肪由来幹細胞のイメージ

2つ目は、培養脂肪由来幹細胞豊胸術。セルチャー豊胸や脂肪再生豊胸と呼ばれ、培養した幹細胞を脂肪に混ぜて注入する脂肪再生豊胸術です。

2種類の違いは、幹細胞を培養しているかしないかという点です。厚生労働省で認可を得た専門の細胞培養施設で培養をすることで、脂肪由来幹細胞の数が数千~1万倍まで増やすことが出来ます。特に細胞を培養させる脂肪再生豊胸は、脂肪定着率が70%〜80%と高い特徴があります。

幹細胞を増やす治療は、採取した脂肪から少量の幹細胞を抽出して幹細胞を培養し、注入用の脂肪と培養した幹細胞を注入する施術。1回目に幹細胞培養に使用する細胞を摂取し、2回目に脂肪と培養した幹細胞を注入するため、2回に分けての施術となります。幹細胞の培養に必要な脂肪は少量で済むため、多量の脂肪を採取する必要はありません。少量の脂肪を培養するだけで、幹細胞の数は約1000倍~1万倍近くにもなるのです。脂肪の採取量が少ないため、身体への負担も軽減できます。

少量の脂肪で幹細胞を増やす

その幹細胞は、バスト内の脂肪や血管組織で傷の修復や定着を促し、バストのボリュームアップにつながります。一回に採取する脂肪量はわずか20ccでスプーン一杯の量です。

培養した幹細胞を使うと、必要な脂肪量が通常の10分の1に。従って、脂肪吸引時には少ない量を抽出できれば、脂肪吸引の負担がかからず、施術時の身体の負担も少ない手術です。また、痩せていて脂肪注入豊胸術や非培養脂肪幹細胞豊胸術に向いていない方であっても施術を受けることができます。

脂肪幹細胞は、自分の脂肪を自然な状態で胸に生着出来るので、見た目も触り心地も不自然さがありません。

このような方におススメできる施術です

  • 自然なバストアップをしたい
  • 体内に異物を入れたくない
  • 長期的に効果を持続させたい
  • 脂肪注入豊胸をしたいが、痩せていて脂肪が取りにくいと言われた
  • 脂肪注入豊胸をしたが、バストのサイズが元に戻ってしまった
  • 自分の細胞、血清だけで治療をしたい
監修:
銀座マイアミ美容外科 院長 丸山 直樹 医師(昭和大学藤が丘病院 形成外科 兼任講師/日本形成外科学会専門医/日本美容外科学会 JSAPS/日本美容外科学会 JSAS)

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