事業拡大に伴う細胞保管サービスの拡充
培養した真皮線維芽細胞などを保管するスペースを拡大
株式会社セルバンク(本社:東京都中央区、代表取締役:北條元治)は、2021年8月1日(日)より2021年10月までの間、東京都中央区勝どきに位置する本社オフィスにおいて、患者から採取した真皮線維芽細胞や脂肪由来幹細胞などを凍結保管するスペースを拡大するための大規模改修を行います。
この大規模改修により、今までの細胞保管量キャパシティが大幅に増えるとともに、さらに質の高いサービスの提供を行ってまいります。
近年、取り扱う細胞の種類や、再生医療の施術を受ける患者の増加により細胞保管スペースの拡充が急務となりました。今後も細胞保管事業に連携するサービスを増やすとともに、さらなる向上を目指してまいります。
背景
株式会社セルバンクは再生医療の新しい地平を切り拓くために2004年に設立した企業です。当社は細胞保管事業、特定細胞加工物製造事業、再生医療支援事業を手掛けます。培養した真皮線維芽細胞(肌細胞)などを凍結保管する技術により、治療のたびに皮膚片から肌細胞を培養するコストを抑え、継続的に治療を行えるスキームを確立しました。
若い時に採取した細胞を凍結保管することで、10年後、20年後にいつでも老化した皮膚へ補充できる「細胞の銀行」=「セルバンク」という新たな細胞ビジネスを展開しております。
セルバンクの細胞保管の利用イメージ
1.細胞を採取(肌細胞の場合)
提携医療機関で肌細胞を採取する場合、顔の周囲の肌の中でも紫外線の影響を受けにくく、肌年齢が比較的若い耳の裏から皮膚片を採取します。医療機関で採取された皮膚片は、セルバンクの細胞培養加工施設(CPC)に輸送され、そこで皮膚片から肌細胞を抽出し、約10,000倍に培養されます。
2.細胞を保管
CPCで培養された患者様の健康な肌細胞は、-196℃の液体窒素タンク内で保管します。-196℃で凍結保管することで、培養した若い肌細胞をそのままの状態で保管します。
3.老化現象の気になる部位に移植
セルバンクの細胞保管サービスで保管した肌細胞は、何年経っても保管した当時と変わらない若い状態を維持します。その細胞を医療機関に輸送し、医療機関で患者へ移植することで老化を根本的に改善する治療を行うことができます。
関連医療機関
店舗名:RDクリニック(札幌、東京銀座、新宿、名古屋、大阪、福岡)日本国内6院展開