「ゼロをプラスに」美容医療にかける思い
先生のこれまでのキャリアを教えてください。

順天堂大学医学部を卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院で内科、麻酔科、外科の研修を積みました。その後、大学病院の総合内科に所属して、全身管理や人間ドックの対応、感染症の対応、ほかの科を含めた疼痛コントロールなど、幅広く臨床経験を重ねさせていただきました。
総合内科というのは、特定の臓器だけを診るのではなく、患者様の身体全体をトータルで診ていく診療科です。一人の患者様について、頭から足の先まで、ありとあらゆる症状や病態を把握しなければなりません。この経験を通して、「身体は一つの全体としてつながっている」という感覚を、深く身につけることができたと思います。
その後、大手の美容クリニックでの勤務を経て、2022年9月にアーモンドクリニックを開業しました。総合内科で培った全身を診る目線は、美容医療の現場でも常に活きていると感じています。お肌のお悩み一つを取っても、その背景には体調や生活習慣、ストレスといった全身的な要因があることが少なくありません。表面だけを見るのではなく、その方の全体像をとらえてご提案できることは、私自身の強みだと思っています。
もともと内科でお仕事をされていたなかで、美容医療に進まれた理由は何だったのでしょうか。

保険診療というのは、基本的に「マイナスをゼロに戻す」医療です。病気やけがで入院されている方を、なんとか元の状態に戻していくのがメインのお仕事になります。これはこれで、医療として非常に尊い領域です。
一方で美容医療は、「ゼロをプラスにする」領域です。健康な方が、より自分らしく、より前向きに生きていただくためのお手伝いができる――そこに大きなやりがいを感じました。施術を受けて、ご自身に自信を持たれた患者様が、明るい表情でクリニックを後にされていく。そういう瞬間に立ち会えることが、美容医療ならではの喜びだと思います。











