総合的な選択肢から最適な提案を
先生が医師を志し、美容医療の道へ進まれたルーツについて教えてください。

実家が薬局を営んでいまして、祖父や親戚も薬剤師という環境で育ちました。なので、自然と自分も理系の方に進もうかなとは思っていました。ただ、薬局という場所で薬を販売するだけでは、どこか物足りなさを感じていました。「もっと自分の手で直接、患者様を治療したい」という想いが強くなり、医学部への進学を決めました。
医師になってからは「形成外科」を選びました。この分野は、体の表面を扱うという点で、他の外科とは一味違うクリエイティブな面白さがあるんです。解剖学的な知識や皮膚の特性を深く理解した上で、いかに美しく仕上げるか。患者様にとって、病気や外傷が手術により完治しても、皮膚に残る傷跡が目立つものだと、目にするたびにマイナスな気持ちになってしまいますよね。だからこそ、「根本を治したうえで、傷を極力きれいにし、形も整える」————その姿勢が私の医療のベースとなりました。大学病院時代も美容に力を入れている環境でしたし、どうしても美容の方へ進む道筋ができていたのかもしれませんね。
また、実家が化粧品も扱っていたため、美容相談員さんによって、お客様のお肌が綺麗に変化していく姿を幼い頃から身近に見ていたことも、今の自分に繋がっているのかもしれません。
患者様と向き合うときに大切にしていることを教えてください。

患者様が今どんなことで悩まれていて、どんなお肌になりたいかというご希望を、まずはじっくりお聞きすることですね。お一人おひとりに本当に合った治療法って何だろう、という部分を一番に考えています。
カウンセリングでは、「できること」はもちろん、お肌の状態によっては、「この治療法よりも、こちらのほうがより安全で効果的ですよ」といったアドバイスも、医師の目線から誠実にお伝えするようにしています。ただ制限するのではなくて、「こういうアプローチを組み合わせたら、もっと素敵に変化するかもしれない」という前向きな可能性を、たくさんお話ししたいなと思っています。
当院の良さを挙げるとすれば、レーザーや注射といったお肌の治療から、必要であれば外科的なアプローチまで、「総合的な選択肢」の中からベストなご提案ができる点ですね。
例えば、お肌のエイジングケアを考えるとき、素晴らしい注射の治療などもたくさんありますが、年齢を重ねるごとに「コラーゲンを生み出す細胞そのもの」が少しずつお休みして少なくなっていくという側面もあります。そうしたときに、お肌の土台に元気な細胞を直接補充してあげる「細胞の移植(再生医療)」というのは、とても優しく、かつ根本的な部分を治療するための選択肢になってくれるんですよ。









