先生のご経歴について教えていただけますか?

医学は中国で学びましたが、中国では医師免許を取得するのに、実際に働きながら学ぶという制度があります。大学を卒業後は、私も医療現場で経験を積みながら、無事に免許を取得しました。
その後すぐに日本に戻り、日本の医師免許も取得。医師としてのキャリアをスタートさせ、以来15年間、外科や再生医療、美容医療の分野に携わりながら、医師としての経験を重ねています。
どうして医師の道に?
実は、医師を志したきっかけは両親なんです。父は外科医、母は麻酔科医として働く医師でした。幼い頃からそんな両親の背中を見て育ちましたので、自然と「命って尊いものなんだな」と子どもながらに思っていたんです。命と向き合う両親の姿に自然と心を動かされ、私も気がついたら同じ医師の道を選び、進んでいましたね。
なぜ日本で医師として働こうと思ったのですか?
中国の大学を出ていますが、それまではずっと日本に住んでおりました。中国の大学に進学したのは、ちょうどその当時、中国の経済が非常に活発で、良いご縁をいただいたからなんです。
日本と中国、両方の文化と医療を知る者として、二つの国をつなぐ「架け橋」のような存在になれたらと願っています。そして少しずつですが、その想いが形になってきていると実感しています。