セルバンクの提携医療機関

幹細胞クリニック東京

再生医療をご導入いただいている「幹細胞クリニック東京」は、お買い物やお仕事帰りにも通いやすい銀座の中心街にあるクリニックです。日本語・中国語・英語に対応できる医師が在籍していることから、多言語に対応していらっしゃいます。

今回は「全体を見る」という姿勢から、美容だけでなく、生活習慣や生き方など、人生の伴走者としてカウンセリングを大切にする橘 じゅん(たちばな じゅん) 院長にお話を伺いました。

橘 じゅん(たちばな じゅん) 医師プロフィール

幹細胞クリニック東京 院長

経歴
  • 中国暨南大学 医学部 卒業
  • 中国にて臨床研修
  • 中国医師免許取得
  • 日本医師国家資格取得
  • 順天堂大学附属順天堂医院 研修
  • 順天堂大学附属順天堂医院 勤務

幹細胞クリニック東京
公式サイト

先生のご経歴について教えていただけますか?

医学は中国で学びましたが、中国では医師免許を取得するのに、実際に働きながら学ぶという制度があります。大学を卒業後は、私も医療現場で経験を積みながら、無事に免許を取得しました。

その後すぐに日本に戻り、日本の医師免許も取得。医師としてのキャリアをスタートさせ、以来15年間、外科や再生医療、美容医療の分野に携わりながら、医師としての経験を重ねています。

どうして医師の道に?

実は、医師を志したきっかけは両親なんです。父は外科医、母は麻酔科医として働く医師でした。幼い頃からそんな両親の背中を見て育ちましたので、自然と「命って尊いものなんだな」と子どもながらに思っていたんです。命と向き合う両親の姿に自然と心を動かされ、私も気がついたら同じ医師の道を選び、進んでいましたね。

なぜ日本で医師として働こうと思ったのですか?

中国の大学を出ていますが、それまではずっと日本に住んでおりました。中国の大学に進学したのは、ちょうどその当時、中国の経済が非常に活発で、良いご縁をいただいたからなんです。

日本と中国、両方の文化と医療を知る者として、二つの国をつなぐ「架け橋」のような存在になれたらと願っています。そして少しずつですが、その想いが形になってきていると実感しています。

得意とする手術や医師としてのやりがいは何ですか?

私はもともと大学病院で外科を専門としていました。中でも、がんの患者様と向き合うことが多かったのですが、やはり外科の世界というのは非常にハードです。そういった中で特に印象深く、やりがいを感じていたのは、虫垂炎などの比較的良性ではあるものの、緊急性のある手術でした。虫垂炎というのは、お腹がすごく痛くなる病気で、適切な時期に処置をしないと命に関わる病気です。でも、適切な時期に摘出手術を行えば、本当にものの2~3日で治ります。しっかりと見極めて、タイミングよく手術を行うことで、患者様がどんどん元気になっていく姿を見られることから、本当に大きな達成感がありました。

一人の人として患者様と向き合う

現在は再生医療や美容医療の分野に携わっていますが、常に大切にしているのは「その方全体を見る」という姿勢です。というのも、当院に来られる方は、必ずしも明確な病気があるわけではありません。「未病」といわれる、病気の手前の状態でご相談に来られる方が多いんです。そうした方々に対しては、一つの症状だけを見るのではなく、生活習慣や今までの生き方、これからどう生きていきたいかといった部分まで丁寧に伺い、人生を伴走するような気持ちでカウンセリングを行っています。

カウンセリングの際には、患者様によってお話の仕方にも大きく差があります。お仕事が非常に忙しくて、時間を取るのが難しい方の場合には、ポイントだけをお聞きすることもあります。一方で、「話したいけれどどう話せばいいか分からない」といった方も少なくありません。そういう時は、こちらからいくつかの生活習慣に関する項目を投げかけることで、自然とお話を引き出せるように工夫しています。「ここをもう少し深掘りすれば何か見えてくるかもしれないな」と思う部分があれば、丁寧に掘り下げますが、患者様が話しやすい空気をつくることが、医師としての役割の一つだと感じていますね。

再生医療をご導入いただくに至ったきっかけは何だったんでしょうか?

再生医療の可能性

私はもともと外科領域でがんの患者様を多く診てきました。もちろん、手術で救える方もたくさんいらっしゃいましたが、どうしても限界を感じる場面もありました。そんな中で、再生医療の分野が急速に進化しているのを感じ、論文などを通じて深く興味を持つようになったんです。

まだまだ研究段階ではありますが、この分野に精通していくことで、医療の発展に少しでも貢献できればと思いましたし、自分の生涯を通してより多くの患者様を救えたらなと思い、この新しい分野に参入させていただきました。

自身でも実感する治療効果

実は私自身も、再生医療のひとつである点滴治療を日常的に取り入れています。今、1歳の子どもがいまして、夜泣きの対応や育児でかなり体力を使いますが、それでも翌日は元気に診療にあたらなければなりません。点滴治療を受けることで、身体の回復力や活力を実感できていて、本当に助けられています。

幹細胞クリニックの魅力を教えていただけますか?

リラックスできるクリニックを目指して

当院では、患者様がリラックスして治療を受けていただけるよう、落ち着いたプライベート空間づくりに力を入れています。また医師は2名体制のため、たとえ担当が変わっても、しっかりと申し送りを行い、患者様の状態をクリニック全体で把握するよう心がけています。「患者様ご自身よりも早く、変化に気づけるクリニックにしたい」というのが、私たちの理想です。

多言語で安心の診療体制

当院には日本人だけでなく、中国をはじめとするアジア圏、さらには中東・ドバイから訪れる患者様も多く、現在の患者比率は日本人と外国人がちょうど半々ほどです。やはり、海外から日本に来られる方は一度は銀座に立ち寄る傾向があり、アクセスの良さから当院にも自然と足を運んでくださっています。

私は中国語と英語で対応することができ、もう一人の医師も英語を話せるので、外国の方にも安心してご来院いただけます。スタッフも翻訳アプリを活用して柔軟に対応しており、大きな言語トラブルもなく、スムーズな診療を実現しています。多言語対応は、今後ますます求められる中で、私たちの強みのひとつである実感があります。

銀座というアクセスの良さも

医療とは直接関係ないのですが、当院のもう一つの強みは立地の良さです。銀座三越のすぐ前、ギンザシックスの隣にありますので、初めて来院される方でも迷わずお越しいただけますし、万が一迷われてもすぐにお迎えにあがることのできる距離です。先ほども触れましたが、来日する外国人は一度は銀座に立ち寄りますし、女性の方はお買い物のついでに、会社員などのお忙しい方は会食の前にいらっしゃることも多いですね。エイジングケアは一時的な施術ではなく、継続が大切です。生活導線にあることはとても大切であると感じています。

このように、私たちは医療の枠を超えて、患者様の毎日に自然に寄り添えるような存在でありたいと考えています。

今までの治療の中で、印象深い患者様やエピソードはありますか?

再び笑顔を取り戻せる医療を

私自身も女性ということもあり、40代後半以降のいわゆる「揺らぎ」の時期に悩まれている患者様のご相談を受けることが多くあります。再生医療や幹細胞治療、腸内環境のケア、そしてプラセンタを使った体の内側からのサポートなど、多角的にアプローチすることで、心身の状態が少しずつ安定していく方も多いです。

そういった方々の中には、「なんとなく不調」といった自覚症状を抱えていたり、ご家族、特に異性のご家族に理解してもらいにくいような辛さを感じていらっしゃる方も少なくありません。でも、地道なカウンセリングと継続的な治療で徐々に回復し、「もう一度自分の人生を取り戻せたような気がします」とおっしゃってくださった患者様がいました。そのときのお顔のハリやツヤ、話す声や表情の明るさを見て、内側からケアすることで見た目だけでなく人生そのものが前向きに変わるんだと、改めて感じさせていただいたでき事でした。

みんなにお勧めできる健康法があれば知りたいです。

健康の基本は「日々の小さな積み重ね」

私自身も普段から、できる限り良い状態を保てるよう心がけています。特別なことではありませんが、基本となるのはやはり「良質な睡眠」「適切な腸内環境」「バランスの良い食事」、そして「無理のない運動」です。

忙しい毎日の中で全てを完璧にやるのは難しいですが、患者様とのカウンセリングの中でも、少しずつ整えていけるようにとお話ししています。個人的に日課にしているのは「鼻うがい」と「歯の定期検診」です。口や鼻といった外からの入口を清潔に保つことは、感染予防の面でも非常に大切だと思っています。

また、食事に関しては小さな子どもがいることもあり、自然と薄味やバランスの良い食事になってきました。子どもの健康を考えて作るご飯が、結果的に自分や家族全体の健康にもつながっているのは嬉しいですね。

健康への第一歩は、「きっかけ」を見逃さないこと

人間って、刺激を求める生き物だと思うんです。だからこそ、小さなきっかけをたくさん用意しておくことが大切なんじゃないかなと。何か気になることがあったら、「じゃあやってみようかな」と一歩を踏み出す、その後押しを私たちができればと思っています。

最後に、患者さまへのメッセージをお願いします。

「気づく力」を育て、早めの対応で人生の質を高めていく

皆様に知っていていただきたいのは、健康も若々しさも「自分自身の変化に気づく力」がとても重要だということです。どんなに小さなサインでも、無視せず気軽に相談していただければ、それが早期対応につながります。そして私たちは、その気づきを一緒に見つける存在でありたいと思っています。

人生を長いスパンで見た時に、ほんの少しの「早めの対処」が、その後の健康を大きく左右することもあります。だからこそ、身近なクリニックとして、患者様の変化にいち早く気づき、寄り添える存在であり続けたいです。

幹細胞クリニック東京の基本情報

施設名
幹細胞クリニック東京
診療科目
皮膚科・美容皮膚科
責任者
橘 じゅん 院長
電話番号
03-6280-6020
住所

〒104-0061
東京都中央区銀座5-1-9-15 銀座清月堂ビル 5F

公式サイト
https://kansaibou-clinic.or.jp/

提携医療機関TOPへ戻る