WA CLINICの開院に至るまでに、どんな治療をされてきましたか?
防衛医科大学校を卒業後は、自衛隊の医師として勤務しました。各地の部隊や病院に配属され、災害派遣や地域医療、野営訓練などにも同行し、隊員の健康管理やケガの治療、予防など幅広く対応してきました。各地の自衛隊の部隊や病院に配属され、実際の演習の現場にも同行しましたし、1週間ほど野営地で過ごしながら訓練に参加したこともあります。隊員さんたちの健康管理やケガの治療、また予防的なケアなど、かなり幅広い臨床経験を積ませてもらいながら、医師としての基盤を築いていったという感じです。
2014年にわかさクリニックで勤務するようになってから、美容皮膚科を立ち上げ、これまでにトータルで10万人ほどの患者さまを診てきました。
しかし、皮膚科全般を診てきて、保険診療の中だけではどうしても限界があると感じることが多かった。たとえば、シミやしわといった悩みに対して、保険内でできる治療には制限があります。美容皮膚科に取り組むようになったことで、より患者さまの悩みに応えられるような手立てが増えました。
そして、美容皮膚科の治療手技として出会ったのが「再生医療」でした。自分の細胞を使って肌本来の力を引き出すことで、自然で違和感のない仕上がりを目指せる。そうした治療に大きな可能性を感じ、再生医療という選択肢を加えることで、より多くの患者さまの悩みに応えられるようになったと感じています。