美容外科と形成外科の違いとは。
豊胸は美容外科でいいの?それとも形成外科なの?
現役美容外科が解説します。
豊胸コラム
美容外科と形成外科の違いとは。
豊胸は美容外科でいいの?それとも形成外科なの?
現役美容外科が解説します。
日本では、医師国家試験に合格したのちに、2年間の臨床研修の課程を終了したら、どの科の診療にも携わることができます。
従って、研修医が終了したら美容外科医になれます。
実際に、研修医を終了してすぐに美容外科に就職する医師もいます。
また、日本には後期研修制度というものがあり、研修医が終了したら自分の専門の科を選択して専門医を取得することを目指す先生もいます。
そのような先生は、例えば数年間後期研修をして、耳鼻科の専門医を取得したとしたら、しばらく耳鼻科医として働くでしょう。
そして、どこかのタイミングで美容外科に興味をもったら美容外科に就職する、というふうにして美容外科になります。
同様に、産婦人科でも、外科でも、眼科でも、精神科でも、内科の先生でも、「美容外科になろう」と思ったら美容外科になれるのが今の日本の現状です。
ですから、みなさんが手術をしてもらう医師がどのようなバックグラウンドをもって美容外科医として働いているのかということは常に気にしたほうが良いと思います。
形成外科というのは、一言で言うと“体のパーツを扱うことを専門にしている科”です。
つまり、頭の先から爪先までの体の部分はどこでも手術できる科ということになります。
実は、美容外科というのは本来、形成外科という大きな科の中の一つの分野です。
形成外科では、病気で目が開かない方に眼瞼下垂の手術をすることで目を大きく開けられるように治します。
怪我で鼻の骨を折ってしまって鼻が低くなってしまったかたを手術で元の高さに戻します。
先天異常で唇が裂けて生まれてきた赤ちゃんを手術して唇を作ります。
また、火傷や怪我で皮膚についてしまった傷跡を綺麗にします。
そのような形成外科の技術と知識を応用して、人々の“美”を実現する分野が本来の美容外科ということになります。
従って、美容外科医とは形成外科の専門医である必要があると私は考えます。
本来、美容外科とは形成外科の知識と技術を備えた医師が行うべき診療科です。
従って、当院では、形成外科専門医またはそれに準ずるレベルの形成外科医(大学の医局に所属して研鑽を積んでいる医師)しか手術には携われません。
銀座マイアミ美容外科は手術治療をメインにした美容外科ですので、付け焼き刃の技術や知識しか持ち合わせていない医師には仕事を任せません。
形成外科のトレーニングで日々苦労と努力をかさね、長年かけて身につけた、形成外科的な知識と技術をもって、レベルの高い美容外科診療を展開したいと考えているからです。
豊胸は、もともと形成外科の技術として開発されてそれを美容外科として応用したという経緯があります。
形成外科では、乳がんで乳房を失ったかたや病気で乳房が小さかったり変形してしまったかたの再建の手術をします。
その技術を応用して豊胸に利用したのが美容外科の豊胸です。
日本では、美容目的の豊胸は保険適用されていないので、美容外科にて自費で手術をすることになっています。
美容外科は本来は形成外科という大きな科のなかの一つの分野なので、美容外科手術をする医師は形成外科医でないといけないと思っています。
日本では、どんな科の出身の医師でも美容外科医になれます。
でもよく考えてみてください、
心臓外科の心臓の手術を、内科の先生にお任せしますか?
または耳鼻科の先生が心臓外科の手術をするでしょうか。
しませんよね。
美容外科の手術を、形成外科以外の医師に任せるということは、専門でない分野の医師に専門的な治療を任せるのと同じことなのです。
巷には、何科の出身の医師か分からないような医師が付け焼き刃の知識でなんとなく美容外科をしているケースも少なくありません。
銀座マイアミ美容外科では、形成外科としてきちんとトレーニングされてキャリアを積んだ医師しか手術を担当しないようにしています。
それは、確かな技術と知識で本物の美容医療を実践したいという思いからです。
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