簡単に注入するだけで気軽にバストアップということで、人気な ヒアルロン酸豊胸。
でも、適応を誤ると合併症や乳房の変形などがでてしまうため、慎重にならないといけないケースもあります。
本稿では、ヒアルロン酸の良い点と悪い点を理解していただいた上で、正しい選択をしていただくために、解説をしようと思います。
豊胸コラム
簡単に注入するだけで気軽にバストアップということで、人気な ヒアルロン酸豊胸。
でも、適応を誤ると合併症や乳房の変形などがでてしまうため、慎重にならないといけないケースもあります。
本稿では、ヒアルロン酸の良い点と悪い点を理解していただいた上で、正しい選択をしていただくために、解説をしようと思います。
豊胸はしたいけれども、手術には抵抗がある。
もっと気軽にできる方法はないのだろうか。
そのように考えているかたの選択肢として、ヒアルロン酸豊胸があります。
施術は、直径2mmくらいの細い管で注入するだけ。
管を刺すところに傷はつきますが、小さく、通常は目立たない脇の下などから差し込んで注入しますので、注射で胸を大きくしているのと同じような感覚です。
シリコン豊胸のように皮膚をメスで切って入れるわけでもありませんし、脂肪豊胸のように脂肪吸引が必要なわけでもありません。
プチ整形の延長として施術を受ける方が多いです。
ヒアルロン酸という物質自体は、もともと人体にある物質です。
皮膚にもありますし、関節と関節の潤滑油としての役割を果たすためにあります。
また、ヒアルロニダーゼという酵素で完全に溶かすこともできます。
ヒアルロン酸は、異物といえども、体の構成成分であること、シコリなどのトラブルが起こった際は溶かして除去できること、以上の2つの理由で、豊胸の材料としての安全性は高いです。
また、注入するだけで容易にバストアップもでき、量の調節もしやすいという特徴を持ちます。
シリコンバッグは例えば20ml刻みでサイズがあったとすると、ヒアルロン酸はさらに細かく好きな注入量を決めることができます。
また、乳房でも内側が足りないケースもあれば、外側が足りないケースもあるわけですが、シリコンバッグでは内外の調節はできませんが、ヒアルロン酸だったら入れる箇所を好きなように変えることもできます。
その点では、脂肪豊胸と同様にデザインやボリュームの自由度が高いです。
デコルテに盛ったり、脇乳、下乳に盛ったりというようなデザインが簡単にできます。
入れたい量を選んだら、あとは注入をするだけです。
シリコンバッグのように入れる場所の組織を剥がして作るとか、脂肪豊胸のように脂肪吸引をする必要もありません。
3日程度痛みがあり、注入箇所(主に脇の下から)の穴も2mm程度と目立ちませんので、他の豊胸方法に比べると手軽なプチ整形感覚に近いです。
注入したらすぐにボリュームがでます。
また、注入後2~3日はヒアルロン酸が水気を吸いますので、注入直後よりも少し膨らみます。
また、ダウンタイムもほとんどありませんので、仕上がりに到達するまでの時間が短く、即効性があるといえます。
例えば、3日後の撮影に間に合うように急いで豊胸をしたいなど、仕上がりを早く求めている方に良いやり方です。
シリコンバッグ豊胸は、脇の下に2~3cmの傷ができます。
脂肪豊胸に関しては、脂肪吸引の箇所4~5mm、脂肪注入の箇所に2~3mmの傷ができます。
これらに比べて、ヒアルロン酸豊胸では、脇の下のシワの中に2mm程度の傷が左右1個ずつできるだけです。
また、皮膚の傷もそうですが、シリコンバッグや脂肪豊胸では皮膚の下にも広く傷ができますが、ヒアルロン酸豊胸にはそのようなことがありませんので、傷が痛む症状も軽いです。
コストパフォーマンスということであれば、ヒアルロン酸豊胸はその他の方法と比べてあまり良くありません。
当院の場合ですと、ヒアルロン酸は100ccで40万円(税抜き)必要です。
100ccで1カップと言われていますので、1カップアップさせたいような場合は、片胸100cc合計200ccで80万円(税抜き)となります。
効果は半年くらいですので、キープする場合は半年から1年に80万円(税抜き)必要となります。
当院のシリコンバッグは70万円(税抜き)、脂肪豊胸は1回30万円(税抜き)ですので、他の施術と比較して費用対効果は低いです。
ヒアルロン酸豊胸手術はこのような人におすすめ出来る豊胸手術です。
短時間、短期間で豊胸を完成させられる気軽な方法として、ヒアルロン酸豊胸はお勧めです。
サイズアップよりも、少しハリを出したいとか、デコルテに少しだけ盛りたい、というようなかたには選択肢の一つとして良い方法です。
豊胸に使用するヒアルロン酸と顔に使用するヒアルロン酸の違いは、架橋材の違いになります。
架橋材というのは、ヒアルロン酸の粘度を決める薬です。
つまり、粘度が高いとドロドロしていて硬い、粘度が低いとサラサラしていて柔らかいというふうになります。
ヒアルロン酸同士の結びつきをこの架橋材で調整をしています。
豊胸用のヒアルロン酸は、ヒアルロン酸の結びつきが強く硬いタイプの物を使用することが多いです。
ヒアルロン酸製剤には、いろいろなパッケージのものがありますが、豊胸用のものは最初から注射器に入った形で製品化されているものを選ぶと良いでしょう。
なぜかというと、そのような製剤は、空気に触れることなく乳房にヒアルロン酸を注入できるからです。
また、産地も様々あります。
クリニックにカウンセリングに行く際には、使用している製剤と、なぜその製剤を採用しているのかということを、担当する医師に質問すると良いと思います。
ヒアルロン酸製剤は星の数ほどありますので、その医師がどのような理由やこだわりをもってその製品を選んでいるのかを尋ねてみてください。
標準的な体型のかたの場合で説明いたします。
自然な感じでハリを出すのが目的でしたら、片胸に50mlずつの注入がいいです。
1カップくらいあげたい場合は100mlずつの注入となりますが、片胸に100ml以上の注入は、シコリを作らないという観点からはやめた方がいいと思います。
入れれば入れるほど不自然で硬い胸になってしまいます。
痩せ型のかたは、体格の良いかたに比べて少ない量でもバストアップができます。
入れたヒアルロン酸がダイレクトに形に反映されるからです。
体格の良いかたは、皮下脂肪が多いので、痩せ型のかたよりも多くのヒアルロン酸が必要になります。
例えば、前述したように標準体型では100ml以上の注入は良くないですが、大きなかたの場合は、150から場合によっては200mlほど安全に入れられることもあります。
上記は銀座マイアミ美容外科での内容を説明いたしました。
価格のところは、クリニックによって大きな違いがあるかと思いますが、その他のところはどのクリニックでもあまり変わらないのではないかと思います。
ヒアルロン酸豊胸手術では、次の3点のメリットが期待できます。
ヒアルロン酸製剤を注入するだけで豊胸が可能です。
ただし、一度に大量に注入するとシコリになったり感染のリスクが増したりしますので注意が必要です。
体に無理のない程度の注入量にとどめましょう。
軽くハリを出すくらいのかたにはぴったりの施術です。
手術時間やダウンタイムが短く、他の豊胸術に比べると手術後の痛みも少ないので、初めて豊胸術を経験されるかたにも敷居が低い施術なのではないかと思います。
乳房の大きさに対して適切な量のヒアルロン酸を入れる限りは、自然に見えてバレにくいです。
ただ、ご自身の乳房の容積に対して多い量のヒアルロン酸を入れると、硬くて触り心地も悪く、バレてしまうと思います。
かならず、医師と相談して適正な量の注入をするようにしましょう。
ヒアルロン酸は時間と共に吸収されてしまいます。
注入の仕方にもよりますが、シコリにならないように分散して注入する場合は半年程度で物足りなくなってくると思われます。
あまりおすすめな方法とはいえませんが、塊としてヒアルロン酸を注入する方法では、注入したヒアルロン酸の周りにカプセル(膜)が取り囲んで一生無くならないということもありますが、多くの場合はシコリになって固くなります。
従って、適正な入れ方をしてるかぎり半年が限界ということになります。
ヒアルロン酸豊胸1回に安全にバストアップする量は、最大で1カップです。
それよりも大きくサイズアップしようとすると、シコリになったり感染のリスクが上がりますので、ヒアルロン酸で2カップ以上のバストアップはしない方がいいでしょう。
乳房に注入するヒアルロン酸は架橋が強く硬いのが特徴です。
もともとのバストのサイズに対して、多すぎる量のヒアルロン酸を一度に注入すると、硬い感触の胸になってしまいます。
なるべく硬い感触にならないように注入する場合は、細かく分散してヒアルロン酸を注入するのが良いです。
また、3点の副作用などのリスクがあることを考慮してください。
ヒアルロン酸の入れ方次第でシコリになることがあります。
特に、乳腺下や大胸筋下に塊として注入をしてしまうと、高確率にシコリになってしまいます。
シコリが作られる原因は、ヒアルロン酸の塊を異物と認識した人体が、膜を作ってしまうことです。
これをカプセルと言います。カプセルに取り囲まれたヒアルロン酸は、もうそれ以上吸収されることはありません。
長時間カプセルに包まれた状態が続くと、カプセルが厚くなり石灰化することもあります。
その結果、硬いシコリになるケースもあります。
乳腺に接するようにヒアルロン酸を注入した場合や、間違って乳腺にヒアルロン酸を注入してしまうと感染のリスクが高まります。
乳腺には体の外から乳管を通って細菌が入ってくるからです。
逆行性感染と言いますが、乳腺にヒアルロン酸が接していると、上記の経路で感染することがあります。
また、当然ですが、手術の時に清潔な操作ができていない場合でも感染をしてしまいます。
胸に注入するヒアルロン酸は、注射器にセットした状態で販売されている製剤を医師に選んでいただくと、より感染リスクを減らせます。
また、細菌が入ってきた場合、ヒアルロン酸が人体の正常組織に接触している面積が広いほど感染に打ち勝ちやすいです。
その観点で考えると、細かく分散して注入していただく方がリスクは少なくなります。
ヒアルロン酸自体にはアレルギーは出ませんが、ヒアルロン酸製剤に含まれている添加物にアレルギー反応を生じることがあります。
その多くが架橋材によるものですが、保存料やその他の美容成分などが含まれた製剤があり、それらの成分に反応することがあるので注意が必要です。
アレルギーが起こった場合は、注入した部位が赤くなって腫れて痒みや場合によっては痛みが出ます。
そのような際は、ヒアルロン酸を溶解除去するとともに、抗炎症薬などの投与が必要なので、ただちに医療機関への受診を考えてください。
まずは、すぐに注入したクリニックや病院に問い合わせをしましょう。
ヒアルロン酸豊胸手術で失敗しないために、以下のことを注意してください。
ポイント
ヒアルロン酸豊胸ではカップ数を欲張ってはいけません。
よくて1回1カップ上がるかどうかというところを目指すのが良いと思います。
なぜならば、量を入れれば入れるほど、シコリ、感染、不自然感が出るなどのリスクが上がるからです。
塊で入れて長持ちさせるという入れ方もありますが、シコリが出来るリスクが高まりますので、分散注入をしてもらうようにした方が無難です。
半年に1回はしないとサイズが保てないかもしれませんが、シコリ形成は極力避けた方がいいです。
決められた注入量の中で、確実に綺麗な乳房を形成してもらうためには、どこが悩みなのかということをきちんと医師に伝えて、ちゃんと悩みを解決できるようなデザインをしてもらう必要があります。
デコルテや谷間など、メリハリをつけたデザインで注入すると大きく見える胸が作りやすくなります。
ヒアルロン酸製剤は、胸の注入に適した架橋の強めの粘性のある製剤を選んでもらうと良いでしょう。
架橋が弱めのサラサラしすぎたヒアルロン酸製剤ですと、すぐに吸収されてしまいます。
とある大手美容外科では、以前アルツという膝の関節注入用のヒアルロン酸製剤を胸に注入していました。
そのような製剤は乳房専用ではないので、1週間もすると元通りに萎んでしまい、残念な思いをして当院に相談に来られた患者さんが何人かいらっしゃいます。
また、注入後に感染やシコリになったような時に、すぐに検査や治療ができないようなクリニックでは注入してもらわない方がいいでしょう。
最低でも、感染症の検査や超音波検査(エコー検査)ができる体制を整えたクリニックで注入をしてもらってください。
なので、必ずヒアルロン酸豊胸術を契約する前に、医師に万が一の時の対応もきちんと聞くようにしましょう。
ヒアルロン酸豊胸をする患者さんの中には、整形は生まれて初めてというかたも多いと思います。
あらかじめ全体の大まかな流れを知っておくと安心ですね。
以下に、手術当日の流れをお伝えします。
患者様がクリニックに到着します。手術予定を決める時に説明用紙に来院時間を記載させていただきますのでその時間におこしください。
手術着に着替えます。使い捨ての下着をつけていただきます。
(チェックインからお支払い手続き完了まで約30分)
バストのどのあたりに入れると、効果的なのかを医師が判断して体にマジックペンで注入範囲を描いていきます。このデザインが大切ですので医師には必ずきちんと希望を伝えましょう。
静脈麻酔で眠っている間に注入することもできますし、局所麻酔のみでの施術も可能です。後者の場合は、痛みを感じてしまいます。
局所麻酔の場合は、すぐに帰れますが、静脈麻酔の場合は麻酔が冷めるまで30分から1時間お休みいただいてから帰宅していただきます。
脂肪注入やシリコンバッグ豊胸と比較すると、ヒアルロン酸豊胸は短時間で簡単に終わります。
クリニック滞在時間は長くても2時間くらいなのではないでしょうか。
プチ整形の延長としてされるかたが多いのにもうなずけます。
ヒアルロン酸豊胸のダウンタイムは以下の通りです。
手術中の痛みは、静脈麻酔で行えば無痛ですが、局所麻酔の場合は、刺すところの痛みはありませんが注入の痛みがあります。
手術後は、ヒアルロン酸を注入するための管が刺さった箇所と注入したエリア全体が痛みます。
特に、腕を動かした時に痛みを感じます。
3日から4日程度痛みますが、痛み止めを内服すれば和らぎます。
デスクワークであれば問題なく可能なレベルの痛みです。
手術後3日程度、ヒアルロン酸が体の水分を引き寄せるので、注入箇所がむくむことがあります。
1週間以内に腫れや浮腫は引きます。
塩分を少なめにした生活をすると多少は浮腫みづらくなります。
その場合は医師に塩分を調整をしても良いか尋ねてから、行うようにしてください。
分散して注入するやりかたの場合、皮膚と乳腺の間や、大胸筋と皮膚との間の脂肪層に注入することがあります。
これらの箇所は比較的浅い場所なので内出血が出ることがあります。
また、注入する脇の下に近い箇所にも青あざが出ることもあります。
内出血は、出てしまった場合は、平均的に2週間くらいで消えます。
当院では、脇の下のシワの中から長い管を使ってヒアルロン酸を注入します。
脇の下に2ミリ程度の虫刺さされのような傷ができますが、通常2から3ヶ月でほとんど傷跡はわからなくなります。
場合によっては、乳頭の付け根から刺して注入することもありますが、その場合もほとんどわかりません。
ヒアルロン酸注入が、プチ整形の延長ではあるとはいえ、手術後には気をつけた方が良い点がありますので解説いたします。
注入したヒアルロン酸が、身体の水気を吸って少し膨張する時期です。
入れたばかりのヒアルロン酸はまた安定していませんので、なるべく胸には触らないようにしましょう。
体を洗う時も泡で優しく洗ってください。
下着は、ブラトップのキャミソールや楽なブラにしてください。
多少、胸筋を動かしても大丈夫です。
上のものを取る動作や体を前屈みにしたりのけ反ったりしても問題ありません。
この頃は、痛みもほとんどなくなってくるので、動いて大丈夫です。
1週間経ったら、だいぶヒアルロン酸が体に馴染んで来ます。
特に制限はありませんが、激しい運動は手術後2週間くらいにしたほうが無難です。
下着も普通の下着を着用していただいて大丈夫です。
うつ伏せに寝たりはしない方が良いでしょう。
矯正力の強い下着を着用しても大丈夫な時期です。
生活の制限もありません。
また、3ヶ月くらいすると早い方だと若干の物足りなさを感じてしまうかもしれません。
しかし、安全性の面からなるべく追加の注入は初回から半年くらいは経過してからにした方が良いと思います。
当院では、大量のヒアルロン酸注入をお勧めしません。
例えば片胸50mlでもきちんとデザインして入れることで十分満足していただけるような結果を出せます。
デコルテが削げているタイプのかたに、デコルテに50mlずつヒアルロン酸でボリュームを出すだけでも印象が違うと思います。
皮下に25ml、大胸筋内に25mlずつの注入でボリュームを出しています。
とても痩せ型の体型で、ご本人が脂肪注入と悩んだ結果ヒアルロン酸豊胸をすることになりました。
片胸75mlほどの注入となっています。
下乳とバストトップをメインで注入しています。
皮下と乳腺下と大胸筋下に分散するように注入しています。
痩せ型の方でも体になるべく負担をかけずに注入できるのもヒアルロン酸のメリットです。
ヒアルロン酸豊胸をしても、妊娠や出産には影響はありません。
しかし、乳腺下にヒアルロン酸を塊として入れる方法だと、妊娠出産の時期に乳腺炎からヒアルロン酸への感染が波及してしまうことがあるので、そのような入れ方はしない方が良いでしょう。
分散して注入する方法でヒアルロン酸豊胸をした場合は、バレにくいと思います。
また、元々の胸のボリュームに対して極端に多い量のヒアルロン酸をいれなければ、比較的自然な触り心地となります。
多く入れれば入れるほど、胸は硬くなりますので、バレたくないかたの場合は生理前くらいの胸の張り感の注入量に止めておくと良いかと思います。
乳がん検診には、マンモグラフィー、触診、エコー検査、MRI検査などがありますが、マンモグラフィーは注入後3ヶ月経過してから受けると良いと思います。
その他は、手術後のどの時期でも受けることができますが、必ず検診してくださる医師にヒアルロン酸豊胸をしたことは伝えましょう。
何ヶ月前にどのようなヒアルロン酸を乳房のどの場所に何cc入れたかを、検診の医師に伝えられれば完璧です。
注入してくれた先生に、手術後に手術記録をいただくようにしたらなお良いでしょう。
簡単な断面図のイラストでもいいと思いますので、図示してもらって注入量も書いてもらったら良いですね。
バストを安静にするのが一番のコツだと思います。
揉むのもそうですが、激しい運動で揺れてしまうのもマッサージと同じ効果となります。
揉んだり、マッサージしたりすると、ヒアルロン酸が分散して吸収が早まります。
手術直後から、ヒアルロン酸は体の水分を吸収し始めるので、手術してから3日くらいが胸の張りのピークといえます。
その後、際に柔らかさを取り戻していき、1週間くらいでハリのある胸くらいの感じになります。
デスクワークであれば問題なくできます。
力仕事の場合は、若干の筋肉痛のような痛みが胸筋のあたりにありますが、痛み止めを飲んで仕事をすることは通常できます。
1回のヒアルロン酸豊胸で、皮膚が伸びるということはありません。
しかし、何回も繰り返して胸が大きな状態をキープした場合は、ヒアルロン酸が吸収したさいに皮膚の弛みが出てしまうと思います。
また、極端に1回でサイズアップをし過ぎてしまうと、それも皮膚の伸びにつながってしまいますので注意が必要です。
もちろん、しこりにならないように注入できますよ。
もともとの胸のサイズに対して多すぎる量を入れないようにしなければなりません。
また、細かくいろんな箇所に分散して注入するようにしたら大丈夫です。
また、万が一シコリになった場合でも、超音波検査をしてみながら溶かす薬を入れれば無くなりますので、安心してください。
ヒアルロン酸豊胸でバストが吸収されていった場合、追加注入はできます。
その場合は、まず超音波検査をして、ヒアルロン酸がどのくらい無くなったかということを確認します。
例えば分散して注入した場合でも、均一になくならない場合があります。
つまり、皮下にいれた分はなくなっていても、筋肉の下や乳腺の下に入れた分がなくなっていないということが有りうるわけです。
そのような際に、超音波検査をすると、どこが足りなくて、どこに足りているかということを判断できます。
その後、減ってしまっている箇所にだけ注入すれば無駄なく注入できますよね。
また、そうすればまだ残っている箇所に追加注入をしてしまって、多すぎる注入でシコリになってしまう、というリスクも避けられます。
追加注入する際は、必ず超音波検査をしてもらってから施術してもらうようにしましょう。
特にメンテナンスということは必要ありません。
しかし、下着の着用方法や圧迫や動きには注意が必要です。
注入してからすぐは安定しないので、手術後1週間はゆるい下着にしてください。
1週間からは通常の下着で大丈夫ですが、矯正力の強いものは手術後1ヶ月からにしましょう。
また、うつ伏せに寝たり、マッサージしたり胸を揺さぶるようなことは1ヶ月くらいはしない方が無難です。
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