セルバンクの細胞培養の取り組みをご紹介した前回を踏まえ、今回はその培養技術を生かして行われている「脂肪由来幹細胞」について。美容はもちろん、医療現場でも注目されるこの技術、さて、その特徴とは?
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細胞保管に関するQ&A 気になる3つの質問にお答えします!
違う人の細胞と間違われることってないの?
患者様の細胞は、患者様ごとに割り振られたバーコードを用いて管理しております。これは、作業前に違う患者様のバーコードを読み込んだとき、エラーが表示されて取り違えを防止できるといったシステムです。一般的に、このようなバーコード管理が取り違え防止の要件となっておりますが、セルバンクではバーコード管理に加えて複数名によるダブルチェック、採取された血液DNAと細胞DNAが一致するかの個人識別試験も実施しております。全ての工程は、上記のようなコンピューターと人による管理を徹底しており、取り違えを防止するシステムを構築しています。
採取した皮膚や、培養した細胞って
どうやって運ばれているの?
クリニックにて採取された患者様の皮膚は保護液に浸した後、専用の輸送箱に梱包してセルバンクへ輸送されます。患者様よりお預かりした皮膚を温度変化による品質劣化から守るため、輸送中の温度管理を徹底しております。輸送箱内の上下左右に特殊な保冷剤を重ねて取り付けることで、輸送中の温度を一定に保ち、超小型の温度記録計を使って輸送箱内の温度を5分間隔で記録しております。なお、輸送は医療関連の検体輸送に特化した輸送会社を選定しております。もちろん、培養された細胞もセルバンクからクリニックへ同様の輸送方法でお届けします。このように、全ての輸送において問題が発生していないか確認ができる管理システムを取り入れております。
災害等で施設が倒壊した場合、
保管している細胞はどうなるの?
患者様の細胞は、金属製の衝撃耐性が備わった専用タンクにて保管しております。専用タンクには細胞を冬眠状態とする為に-196℃の液体窒素が入っていますが、その液体窒素の供給がストップしても、数か月間は温度が維持される仕組みです。なお、施設に非常用バッテリーを搭載しており、停電時でも電力供給は行われるので安心です。
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