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肌細胞(真皮線維芽細胞)の秘密
肌細胞の生着とは

肌を構築する細胞であることが分かりやすいよう「肌細胞」と呼んでいますが、医学用語としての正式名称は「真皮線維芽細胞」と言い、お肌の表皮と皮下組織の間にある「真皮」に存在する細胞です。
肌細胞の働きは「肌の3大要素」と呼ばれているコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンといった肌のハリと潤いを保つ成分を生成することです。この肌細胞の働きのおかげでシワやたるみなどの老化症状を改善していきますが、肌細胞は加齢によりどんどん数が減少してしまいます。
肌の再生医療は、加齢によって減少してしまった肌細胞を培養施設で増やし、再びお肌に戻すエイジングケア治療ですが、お肌に戻したすべての肌細胞がその様に働いてくれるのでしょうか?
実はその鍵となるのが、細胞の「生着」です。肌細胞が肌の中で老化症状を改善する働きをするために最も重要なポイントになります。
肌細胞の「生着」とは
肌細胞は移植直後、すぐに活動を始めることはありません。細胞としての活動を開始するための準備が必要です。
真皮は薄い層状になっており、移植された肌細胞がこの真皮の層にしっかりとくっつくことで、真皮の中で肌細胞としての活動(コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの生成)を初めて開始することができるようになります。
このように、細胞が移植された場所(真皮)で活動を始めることを「生着」と言います。
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生着できる数には限りがある
真皮の中に移植された肌細胞は自分自身の細胞なので、異物として吸収されたり分解されたりすることがなく、生着できる場所に辿り着くまで真皮内を移動していきます。
しかし、真皮の中で肌細胞が生着できる場所にも限りがあるため、肌細胞をたくさん移植すればするほど真皮の中の肌細胞が増えて、50代の方が20代に見えるほど若返っていくようなことはありません。
例えば、20代の若いときの真皮はすでにたくさんの肌細胞が存在しており、新しく肌細胞を移植しても生着する場所が少ない状態です。そのため、肌の再生医療で肌細胞を移植した際に生着できる細胞の数が少なくなります。
ただ、若いお肌の状態から治療を開始するメリットもあります。真皮に肌細胞が沢山ある状態をキープできることで老化の進行を限りなく抑える効果が期待できます。
細胞を増やし過ぎるデメリット
老化の進行を抑えるために肌細胞を補充しすぎてしまったら、体に異変は起こるのでしょうか。結論から言えば、肌細胞が増えすぎたとしてもデメリットはありません。
元々自分自身の体内に存在している細胞なので、生着できなかった肌細胞はタンパク質として体内に吸収されていきます。そのため、例え入れ過ぎてしまったとしても膨らみ過ぎてしまったり形が変形してしまうことはありません。拒否反応や異物反応、しこりになってしまうなどのリスクは極めて低いと言えます。常に細胞がパンパンに詰まった状態を維持することで、老化の進行速度を遅らせるというメリットになります。
肌細胞が減っているサイン
肌細胞の減少はどのように確認すれば良いのでしょうか。
シワやたるみといった老化症状
実は肌細胞の減少は目に見えて肌に現れてきます。加齢によって肌細胞が減少してくると、真皮の中のコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの生成量が減少していきます。その結果、ハリと潤いがなくなっていき、シワやたるみといった老化症状が顕在化してきます。
若いときにはなかったシワやたるみが出てくるということは、真皮の中の肌細胞の数も減少している可能性があるため、肌の再生医療で肌細胞を移植したときに生着できる細胞の数も多くなっていると言えます。
生着できる肌細胞を増やす
肌の再生医療による老化症状の改善には、移植した肌細胞の「生着率」が大きく関わっていますが、もうひとつ大切な要素があります。それは細胞の「生存率」と呼ばれており、移植する細胞がどれだけ生きて活動しているかを測定した数値になります。
セルバンクで培養・保管している細胞を医療機関で移植する際は、必ず細胞の生存率、生存個数を測定してから医療機関へお届けいたします。
セルバンクでは細胞の生存率90%以上の基準をクリアした細胞を提供しています。
例えば、【出荷細胞数:5,320万個/細胞生存率:95%】の場合、生きている細胞数が5,320万個になります。
「肌細胞が減ってしまった場所」に「生きた肌細胞」をしっかりと届けることができれば、あとは生着した肌細胞がヒアルロン酸やコラーゲンを生成してメンテナンスしてくれるので、お肌のケアの一部を肌細胞に任せられるようになっていきます。
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