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【2023年最新】ダーマペンは毛穴やニキビ跡に効果あり?リスクやデメリットは?

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株式会社セルバンクは特定細胞加工物製造事業者として、再生医療の普及活動を行なっており、その一環として関連する医療・美容情報につきましても発信しております。
Contents
  1. ダーマペンとは
  2. ダーマペンの
    主な効果とその仕組み
  3. ダーマペンの
    効果の表れ方と持続期間
  4. ダーマペンの
    リスクとダウンタイムについて
  5. 肌の専門家による
    ダーマペンについての見解

ダーマペンとは

ダーマペンとは、ニキビやニキビ跡の凹みの治療に使う医療機器で、アメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)から承認を得ている製品です。

ダーマペンで行なう治療は、極めて細い針で顔などの皮膚の表面に無数の穴を開け、お肌の凹凸(クレーター)を目立たなくさせたり、傷を直そうとする創傷治癒効果によってお肌の回復力を向上させることを目的としたマイクロニードル治療の一種です。

皮膚に穴を開けるのは大変リスクのある行為に思えますが、お肌を傷つけてしまうこと以上の効果は果たして得られるのでしょうか。ダーマペンの具体的な効果やその仕組みについて詳しく解説していきます。

マイクロニードル治療の歴史

マイクロニードル治療の始まりは、何世紀も前に中国の鍼師によって報告されたと言われています。そして、現代のニードル療法は2000年頃から始まりました。

現代において、電動の皮膚ニードル機器で最もよく使用されているものが「ダーマペン」です。

ダーマペンの種類と歴史|最新型はダーマペン4

2011年にダーマペンワールド社よりダーマペン1が発売され、その後様々な進化を遂げ、現在の最新型がダーマペン4となっています。ダーマペン4は1秒ごとに1,920個の穴を開けることができ、より深くまで美容成分を届けらるといいます。

1つ前のバージョンであるダーマペン3との比較は以下のようになります。

型式名 針の数 最大深度 開けられる穴の数
ダーマペン4 16本 3.0mm 1,920個/毎秒
ダーマペン3 12本 2.5mm 1,300個/毎秒

ダーマペンの
主な効果とその仕組み

ニキビ跡の凹みの改善

ダーマペンを用いたニキビ跡などのいわゆるクレーター肌の治療は、実は目の錯覚を利用した現象ともいえます。

ニキビ跡などの凹凸のあるお肌に針を刺すと、凹んだ部分に新しい傷ができます。新しくできた傷でお肌の凹んだ部分を置き換えることで、お肌の凹凸が改善されたように見せることができるのです。

創傷治癒効果による皮膚の活性化

例えば転んで傷ができると、やがてかさぶたとなり、少しずつ回復していきます。人間の体は傷ができると、その部分を直そうとするようにできています。これと同じように、ダーマペンで皮膚に穴を開け、新しい傷を作ることで、創傷治癒効果を応用して皮膚を活性化させることができると言われています。

ダーマペンの
効果の表れ方と持続期間

ダーマペンの効果を実感するには原則複数回の治療が必要

ダーマペンを施術後、お肌の赤みや発疹は2~3日で治まることが多いですが、創傷治癒の効果はその後、さらに2~3日経ってから表れ始めることが多く、そこからさらに2週間程の時間をかけて、肌のキメやハリの改善を感じられる場合が多いようです。

お肌のキメやハリの改善は1回の施術でも感じられることがありますが、ニキビ跡の凹みや傷跡などを改善するには、およそ1ヶ月に一度のペースで、複数回(少なくとも5~10回程度)の治療が必要です。期間にすると、最短でも半年~約1年前後の間、定期的に治療を続ける必要があるということです。

ダーマペンの効果の持続期間|お肌のキメやハリ改善は約半年ほど

ニキビ跡の凹みや傷跡の改善効果については、一度効果を実感できれば、基本的には元に戻ることは少ないといえます。

お肌のキメやハリ改善の効果には個人差がありますが、およそ半年ほど持続することが多いようです。効果を長続きさせるには、一度効果を実感したあとにも数ヶ月ごとに定期的な治療が必要になります。

ダーマペンの
リスクとダウンタイムについて

ダーマペンは、極めて細い針をお肌に対し垂直に刺す治療のため、比較的傷口が少なく、ダウンタイムは長くはないと言われています。しかし、リスク・副作用や施術後の注意点はありますので、事前に知っておくべきでしょう。

ダーマペンの主なリスク・副作用

  • ・お肌の赤みや発疹、掻痒感が数日~1週間程度続く
  • ・翌日肌がヒリヒリすることがある
  • ・翌日か翌々日に皮がむける場合がある
  • ・内出血する可能性がある
  • ・感染のリスクがある
  • ・妊娠中や金属アレルギー、ケロイド体質の方は施術ができない
  • ・効果には個人差があり、期待した結果にならない場合がある

ダーマペンのダウンタイムと施術後の注意点

施術の内容や個人差により異なりますが、ダーマペンの施術後はおよそ2~3日はお肌に赤みや発疹が出たり、痒み・チクチク・ヒリヒリとした感覚が続くことが一般的だといわれています。

また、治療後のお肌は傷がつき大変敏感なため、肌への刺激になるような、以下のことを避ける必要があります。

日焼け

美肌のためには日頃から紫外線対策が欠かせませんが、ダーマペンの施術後はとくに注意が必要です。強い紫外線を浴びてしまうと、皮膚が炎症を起こしシミなどのトラブルにも繋がります。日焼け止めクリームを塗るだけでなく、日傘やつばの広い帽子を併用するなど工夫をし、紫外線対策を徹底しましょう。

メイク

施術を受けた日のメイクは基本的にしてはいけません。化粧品には様々な成分が含まれており、いくら肌に優しいと謳っている製品でも、ダーマペンの施術で穴の開いた肌には強い刺激となってしまいます。メイクだけでなく、洗顔後などの基礎化粧品の使用も翌日以降に行なうのがよいでしょう。

血行がよくなる行為

  • 入浴・サウナ
  • 過度な飲酒
  • 激しい運動

上記のような血行がよくなる行為も、ダーマペンで傷がついた状態の肌の赤みが増してしまうため、副作用が落ち着くまで控えることをおすすめします。施術当日の入浴に関しては、シャワーを浴びる程度なら問題ないといわれています。

肌の専門家による
ダーマペンについての見解

ダーマペンをやって良い人・悪い人がいる?

NG:肌に何の傷もついていない人には、百害あって一利なし

人の皮膚は一度傷つくと二度と元に戻りません。そのため、例えば若い方など、何の傷やトラブルもない健康な皮膚にダーマペンを当てても、それ以上お肌が綺麗になるということは決してなく、ただただお肌を傷つけてしまう行為となりますので、おすすめはできません。

OK:ニキビ跡の凹みの治療にはおすすめできる

ニキビ跡に対してダーマペンの施術を行うことはメリットがあるといえます。

一度ついた傷は絶対に修復することができません。しかし、できてしまった傷に対して、対角線上にいくつかメスを入れ、傷跡の形を変えることで、ひとつの大きな傷が分かりづらくなる「傷跡の形を変える施術」は実際に医療機関で行われています。これと同じように、ダーマペンでお肌の凹んだ部分に新たな傷を作ることで、目の錯覚を引き起こし、ニキビ跡の凹みを目立たなくさせることができるのです。

【ダーマペン】 ダーマペンやっていい人、ダメな人【医師の解説】

セルフダーマペンについての肌の専門医の見解

医療機関やクリニックで行われているダーマペンを自分で購入し、セルフで行うという方が増えてきているといいます。ダーマペンは、皮膚に何らかの侵襲を加える…変化をもたらす行為です。その結果、肌の状態が良くなる人もいれば、悪くなる人もいます。

ほとんどの一般の方は、お肌に何かを施して変化が表れると、それを「良い兆候」だと思い込んでしまいがちです。例えば、お肌がピリピリする…症状が悪化した…そんな場合でも、「このあと良くなっていくのかな?」とか、「もう一度やったら効いてくるかな?」と考えてしまうのです。ただ、それが本当に良い兆候なのかそうでないのかを、どこで判断するのでしょうか?

もちろん、中には良い兆候の場合もありますが、万が一そうでなかった場合、正しい判断ができないと、思わぬ結果を招いてしまう可能性があります。

医師は長年の経験から「この変化だったらニキビ跡が治る」というように、良い兆候なのか、そうでないのかを読み取る事ができるので「これは継続するべき」「肌の状態が悪化するので、別の治療法に切り替える」という判断ができます。

医療機関・クリニックでダーマペンの施術を行なうことは、知見がある人の監督下で、経過を判断してもらえるという大きな利点があります。

セルフダーマペン、本当にやりますか?

ダーマペンなどのニキビ跡の凹みの治療は、お肌を「再生」させている?

ダーマペンなどでのニキビ跡の凹みの治療法は、元々あった穴を新しい傷で置き換える治療法です。

お肌のボコボコとした凹凸がわかりにくくなり、改善されたように見えますが、厳密には、穴があったところを綺麗なツルツルの状態に『再生』させる…元の状態に戻す、といった治療では決してありません

【毛穴 / ニキビ / ニキビ跡】ダーマペン4・フラクショナルCo2レーザーと『肌の再生医療』の違いについて解説します

肌の再生医療は、ご自身の皮膚から細胞を抽出し培養して増えた細胞を、肌の老化の気になる部分に移植することで「若返り効果」「抗老化」が期待できる治療です。

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