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乾燥肌を改善したい!加齢と肌の乾燥について

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Contents
  1. 乾燥肌の原因と症状
  2. 加齢によって肌が乾燥しやすくなるのはなぜ?
  3. 乾燥肌を改善・予防するには?
  4. 乾燥肌を改善するためにしてはいけないこと
  5. 肌の専門医がおすすめする乾燥肌のポイントケア

乾燥肌の原因と症状

乾燥肌とは、肌の皮脂や水分が不足してカサカサと乾燥している状態のことを言いますが、“ドライスキン”または“乾皮症(かんぴしょう)”とも呼ばれることがあります。

通常、私達の皮膚表面は「皮脂膜」と呼ばれる油の膜でコーティングされており、「バリア機能」として肌をダメージから保護しています。

しかし様々な原因で肌のバリア機能」が崩れることで、皮膚の中に水分を十分に保持することが出来なくなると、潤いが失われていき乾燥肌”となってしまいます

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肌の乾燥とかゆみの関係

我々の神経には「温痛覚」「触圧覚」の2種類があります。このうち温痛覚」とは温度と痛みを感じる神経のことです。

かゆみは温痛覚の痛覚で感じ取っていると言われています。痛覚というのは擦り剥く、切るといった皮膚の形状が変化した時に感じます。

乾燥した大地がひび割れるように、皮膚も乾燥するとピリピリとひび割れます。それを温痛覚で感じとるのですが、明確な痛みとまではいかないため、その痛みの信号を“かゆみ”として受け取っているのです。

「肌の乾燥」と「かゆみ」の関係 #Shorts

加齢によって肌が乾燥しやすくなるのはなぜ?

皮膚のバリア機能の衰え

年を取り、加齢が進んでいくと乾燥するのはなぜなのか。一言でいえば加齢によるバリア機能の低下によるものです。

バリア機能とは皮膚表面の皮脂膜、角質の上に張っている油膜のようなもののことですが、年をとってきて紙をめくれないなんてことがあるのは、皮膚全体を覆っている皮脂が減り、油膜が足りなくなることで起こっているのです。

油膜が足りなくなれば当然水分は蒸発していき、乾燥していってしまいます。これが加齢による乾燥の正体です。

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真皮部分の菲薄化

実はあまり知られていませんが、加齢とともに真皮部分も薄くなっていきます

皮膚をつまんでみてください。10~20代の皮膚はパツパツとして厚みのある皮膚をしています。逆に70~80代の皮膚は薄くてペラペラだと思います。

何が原因でペラペラになってしまうのか。それは表皮と真皮のうち、真皮部分が瘦せ細り、“菲薄化(ひはくか)”してしまうからです。退行性変化とも言いますが、加齢によって退いていく、薄くなっていくという現象のことです。

真皮とは水分をたくさん含んでいるスポンジのような部分であるため、そのスポンジ部分が薄くなってくるということは保持できる水分量も減るということです。その結果保水率が低下し、乾燥の原因となってしまいます。

【乾燥肌】日常的に出来る乾燥対策を教えます! 加齢と乾燥について【医師の解説】

乾燥肌を改善・予防するには?

内部からの水分補給

内部の水分を補充することと、皮膚表面の油分を補うこと、この2つが重要になってきます。

水分の補充と言われると化粧水での保湿を連想されると思いますが、化粧水で保湿できるのは角質層だけで、真皮部分は化粧水で水分補給することが出来ません。そのため、利尿作用のない水や麦茶などを飲んで内部から水分を補給するようにすると良いでしょう。

皮脂を補う

乾燥や補充した水分の蒸発は皮膚表面を覆う皮脂膜の減退によるものです。

自分が心地よく使うことの出来るクリームなどで油膜を補い、水分の蒸発を防ぐと良いでしょう。

部屋の加湿を徹底

部屋が乾燥していると、皮膚もその影響を受けて乾燥してしまいます。そのため室内では加湿器をつけることをお勧めします。これは皮膚の乾燥を防ぐだけではなく、風邪対策にも効果的です。

特に冬は空気が乾燥しやすく、インフルエンザなどの風邪が流行する季節です。部屋の湿度が20~30%しかないような乾燥状態はお肌にも風邪予防の観点からも良くないので、ぜひ取り入れてみてください。

乾燥肌を改善するためにしてはいけないこと

強力なクレンジングでメイクを落とす

洗浄力の強い強力なクレンジング剤でお化粧を落とすことは、出来るだけ避けてほしい行為です。

加齢により皮膚の潤いを保つ成分が少なくなり、乾燥しやすくなっているところへ強力なクレンジング剤を使うことは、少ない油膜を更に落としてしまいかねません

クレンジングはお化粧を落とすのに必要なことではありますが、必要以上に強い洗浄力を持つものを使うことは控えたほうが良いでしょう。

軽石などで無理に角質を落とす

ゴシゴシと擦って角質を落とすようなことは避けるべきでしょう。

必要な皮脂まで落とすことでむき出しとなった皮膚から、更に水分を蒸発させてしまいます。間違っても軽石でガシガシと削り落とすようなことはしないようにしてください。

肌の専門医がおすすめする乾燥肌のポイントケア

ここまでは顔のお肌についてフォーカスしてきましたが、加齢による皮膚の乾燥とは顔だけに起こるわけではありません。全身的にシステマティックに起こるものです。

膝や足のかかとなどは特に加齢による乾燥の影響が出てきます。

かかとのひび割れ

足のかかとは乾燥によりひび割れてしまっているという方も多いと思います。そんな時は硬い角質をふやかし、入浴時に落とすと良いでしょう。

ふやかす際はクリームでもオリーブオイルでもどんなものでも良いので、かかとにしっかりと塗り、サランラップや厚手の靴下などで保湿した個所を覆ってください。ふやけた皮膚は無理に落とすことはせず、お風呂で軽く擦って落ちるものだけ落としてください。

顔の乾燥予防について

朝の洗顔では石鹸を使わない

顔のお肌の乾燥予防の1つとして、顔を洗い過ぎないことは重要です。朝の石鹸を使った洗顔をやめ、ぬるま湯に切り替えるだけでも変化を感じるでしょう。

不必要な化粧は控える

お化粧をしてしまうと、オフするために必ずクレンジングやスクラブといったある程度洗浄力のあるもので落とす必要があります。

しかし、そういったものは必要な油分も一緒に洗い流してしまうため、乾燥に拍車をかけてしまいます。

皮脂や油膜を必要以上に洗う必要がないよう、化粧をしない日を作ったり、薄化粧に留められると良いでしょう。

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肌の再生医療は、ご自身の皮膚から細胞を抽出し培養して増えた細胞を、肌の老化の気になる部分に移植することで「若返り効果」「抗老化」が期待できる治療です。

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