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【2023年】水光注射の効果とは?デメリットやリスクはあるの?

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美容クリニック、美容皮膚科などのメニューでよく「水光注射」という言葉を目にするようになりました。

水光注射って何?普通の注射と何が違うの?と疑問に思った方も多いでしょう。このページでは水光注射について詳しく解説していきます。

株式会社セルバンクは特定細胞加工物製造事業者として、再生医療の普及活動を行なっており、その一環として関連する医療・美容情報につきましても発信しております。
Contents
  1. 水光注射とは
  2. 水光注射の機種とそれぞれの特徴
  3. 水光注射のメリット・デメリットや副作用、ダウンタイムについて

水光注射とは

水光注射とは、皮膚の浅い層の広範囲に成分を注入できる注射器のこと

採血をする時に使用するような、一般的な注射器には針が1本だけついています。

それに対し、水光注射には5~9本もの針が付いており、スタンプを押すように、皮膚の浅い層に均一かつ短時間で美容成分などを注入できることが特徴です。

水光注射の発祥と名前の由来

水光注射は韓国が発祥です。韓国では、きらめくようなツヤがありハリと弾力のあるお肌のことを「水光皮膚(ムルグァンピブ)」と呼びます。水光注射はそんなみずみずしい皮膚を実現するための治療器として名付けられたといいます。

水光注射の効果は製剤により様々

一言で「水光注射」と言っても、水光注射は注射器の一種ですから、その効果は注入する製剤などによって様々です。水光注射で注入できる製剤は医療機関やクリニックによって異なりますが、主にアンチエイジングや美肌を目的とした以下のような製剤の注入を行う場合が多いです。

水光注射で注入される主な薬剤・製剤の例
  • ・ヒアルロン酸
  • ・プラセンタ
  • ・ボトックス
  • ・成長因子
  • ・トラネキサム酸
  • ・アミノ酸、ビタミン、ミネラル
  • ・PRP
  • ・リジュラン
  • ・ベビーコラーゲン ...など

また、肌の再生医療で培養した自身の真皮線維芽細胞を注入する際、水光注射を用いる医療機関・クリニックもあります。

このように、水光注射は主に美容を目的とした様々な治療に活用されています。

水光注射とスネコス注射の違い

水光注射と同じく、ここ数年でよく目にするようになった「スネコス注射(SUNEKOS®)」は、イタリア発祥のエイジングケア注射の製剤です。ヒアルロン酸と6種のアミノ酸を配合した製剤で、肌の真皮層に注入することで、ハリや弾力を回復させる効果が期待できるといいます。

水光注射は注射器のことであり、様々な薬品を注入できるのに対し、スネコス注射(SUNEKOS®)は注入する製剤の商品名ですから、そもそもが全く異なります。

水光注射の機種とそれぞれの特徴

水光注射の本体の機種はいくつかあります。水光注射での施術を受ける場合、それぞれの機種の違いに注目してみるのも良いかもしれません。

同じ施術名でも、医療機関・クリニックにより使う機種名は異なりますので、確認してみることがおすすめです。

プルバックガンタイプ

吸引圧をかけて皮膚に密着したのち、針が前後に動くことでしっかりと刺さるタイプです。

ヴィタールインジェクター/Vital Injector

針の本数 5本
針の細さ 31ゲージ
調節可能な深さ 皮下1.0~2.0mm

ベラヴィータ/Bella Vita

針の本数 9本
針の細さ 32ゲージ
調節可能な深さ 皮下0.6~1.2mm

吸引穿刺タイプ

スタンプ状になっている針のまわり全体に吸引圧がかかり、皮膚に吸いつく圧力で針が刺さり、薬液を注入するタイプです。針を刺すというよりも、針に皮膚を引き寄せるイメージです。

ダーマシャイン®/Derma Shine

針の本数 5本
針の細さ 31ゲージ

ダーマシャイン®バランス/Derma Shine Balance

針の本数 9本
針の細さ 32ゲージ

水光注射のメリット・デメリットや
副作用、ダウンタイムについて

水光注射の特徴・メリット

水光注射を使用すると、主に以下のメリットがあります。

  • 施術時間の短縮
  • 注入量を均一に保てる
  • 皮膚に陰圧をかけて吸引しながら行うため、痛みの緩和
  • 目元ギリギリまで施術が可能
  • 針が極細のため、ダウンタイムが比較的短い

水光注射のリスク・デメリット

水光注射を用いた施術は比較的ダウンタイムが短いとされていますが、針を刺す刺激により以下のような症状が出ることがあります。

  • 赤み
  • 腫れ
  • 内出血
  • ほてり・熱感
  • 乾燥感

また、水光注射で注入する薬剤・製剤にも副作用やリスク・デメリットがないかよく確認することが必要です。

水光注射は、医師または医療資格を持つ者による施術を受けることが鉄則

美容系クリニックやサロンの中には残念ながら、医師が不在だったり国家資格を持つ方がいない、無資格者が施術を行っている場合もあるようです。価格がほかの医療機関・クリニックよりも安かったり、人に勧められるなどで興味を持つこともあるかもしれません。また、そういったサロンでも技術が高かったり、求める治療の結果が出たりすることもあるでしょう。

しかし、重視すべきなのは治療の上手い・下手だけではありません

万が一、治療にトラブルがあった場合、きちんとアフターフォローをしてもらえるかどうかが大きく変わってきます。無資格者による施術を受けて肌や身体にトラブルが生じた場合、損害賠償請求は全額できない可能性が高いです。場合によっては「違法性を知りながら、行った」とみなされ、泣き寝入りする結果になる可能性も考えられます。

水光注射に限らず、他の美容医療でも同様ですが、施術を受ける際は信頼できる医師のもと、安心して治療を受けることができる医療機関・クリニックを選ぶよう心がけましょう。

ハイフや水光注射に興味を持っている人、身を守るために必ず見てください

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