治療できる部位

肌の再生医療での「額・おでこのシワ」の治療

Contents
  1. 「額・おでこのシワ」とは
  2. 再生医療で「額・おでこのシワ」の改善ができる仕組み
  3. 再生医療での「額・おでこのシワ」の治療の症例写真
  4. 再生医療での「額・おでこのシワ」の治療のダウンタイム
  5. 再生医療での「額・おでこのシワ」の治療の効果について
  6. 他の治療法との比較

「額・おでこのシワ」とは

額・おでこのシワとは、額に現れる横シワのことです。驚いたり、目を見開いた時にくっきりと見えるシワです。

「額・おでこのシワ」ができる原因は加齢による肌弾力の低下や表情のクセ

額・おでこのシワは“表情ジワ”とも呼ばれ、表情筋のひとつである「前頭筋(ぜんとうきん)」の働きによって、皮膚が折れ曲がったり伸びたりを繰り返すとできてしまいます。

額・おでこのシワは産まれたての赤ちゃんにもできますが、年齢を重ねる前のみずみずしくハリや弾力があるお肌の場合は、できてもすぐに元に戻ります。

しかし、加齢や乾燥などにより肌のハリ(弾力)が失われたお肌の場合、折れ曲がった部分が元に戻りきらずにシワとなって残ります。

額やおでこのシワは顔の表情を作る時にできる必要なシワですが、老化して肌のハリや弾力が失われたお肌に繰り返しシワがつくことで、より深く刻まれてしまうのです。

また、額・おでこにシワをよせる癖のある方は、年齢が若くても額・おでこのシワがくっきりとしてしまう場合もあります。

再生医療で「額・おでこのシワ」の改善ができる仕組み

額・おでこのシワは年齢や肌質にかかわらず誰にでもできますが、シワがくっきりと刻まれてしまうのは、加齢などによりお肌のハリや弾力が失われ、ついたシワが戻らなくなってしまうからです。

肌の再生医療の治療は、肌のハリの元となる「コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチン」を生み出す“真皮線維芽細胞(しんぴせんいがさいぼう)”を増やす治療です。あなたの体に元々ある細胞を増やして、また戻す。すると、増えた真皮線維芽細胞がコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを生み出し、お肌のハリや弾力を蘇らせ、みずみずしく若返らせてくれるのです。

再生医療での「額・おでこのシワ」の治療の症例写真

Case.1 30代女性の症例

  • Before

  • After(治療後10ヶ月)

施術名
肌の再生医療(自家培養真皮線維芽細胞移植術)
施術の説明
患者様より肌細胞を採取、CPC(特定細胞加工物製造事業所)にて培養した肌細胞を患部に移植し、老化症状を改善する治療です。
施術の副作用・リスク
一般的な医療行為と同程度の副作用(内出血、色素沈着)のほかに、細胞の異常増殖による硬結やしこりの可能性を否定できない。また、線維芽細胞移植による自己免疫疾患の悪化の可能性も否定できない。
施術の費用
税込687,500円(初回治療総額)

Case.2 70代女性の症例

  • Before

  • After(治療後10ヶ月)

施術名
肌の再生医療(自家培養真皮線維芽細胞移植術)
施術の説明
患者様より肌細胞を採取、CPC(特定細胞加工物製造事業所)にて培養した肌細胞を患部に移植し、老化症状を改善する治療です。
施術の副作用・リスク
一般的な医療行為と同程度の副作用(内出血、色素沈着)のほかに、細胞の異常増殖による硬結やしこりの可能性を否定できない。また、線維芽細胞移植による自己免疫疾患の悪化の可能性も否定できない。
施術の費用
税込687,500円(初回治療総額)

再生医療での「額・おでこのシワ」の治療の
ダウンタイム

肌の再生医療は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの異物を注入したり、メスを入れる他の美容整形とは異なり、使うのは元々自分の体にある「細胞」と「血液」のみですので、副作用のリスクが極めて低い安全な治療法です。

しかし、細胞の移植には注射針を用いるため、以下のような副作用が生じる場合があります。いずれも、通常は数日程度でよくなります。

  • 移植する際の注射による小さな出血
  • 小さな内出血、青あざ
  • 移植部位の腫れ、赤み

※治療遂行に際し、「麻酔薬・注射液・傷薬」の3剤を必要とします。これらの薬剤によるアレルギー等の反応(副作用)が起こる方もごくまれにいらっしゃいます。これらはあくまで一時的な反応に過ぎません。自分自身の線維芽細胞を移植することに副作用は認められておりません。

再生医療での「額・おでこのシワ」の
治療の効果について

肌の再生医療で「額・おでこのシワ」の治療をした場合の効果の現れ方と、持続期間について説明します。

効果の現れ方

肌の再生医療の効果の現れ方は、他の美容医療と比べると非常に緩やかです。

お肌のハリやうるおいを保つ「肌細胞(真皮線維芽細胞)」は、年齢と共に減少していきます。肌の再生医療で肌細胞を増やし、再びお肌に補充すると、肌の働きそのものが活発になり、少しずつお肌が若返ります。徐々に肌の機能が回復していくため、ハリやたるみが改善されるまで約3ヶ月~半年ほどかかります。

効果の持続期間

肌の再生医療は、コラーゲンやヒアルロン酸などを注入する「対症療法」とは異なり、肌の機能そのものを蘇らせる「根本治療」です。そのため、一度肌の再生医療で若返ったお肌は、またその状態から年を重ねることになり、効果は長期的に続いていくと言えます。

※培養し移植した真皮線維芽細胞のターンオーバーはおよそ5~6年です。保湿・UVケアなどのお手入れをしっかりされている方はより効果が持続しています。

※改善効果には個人差はございます。

他の治療法との比較

医療機関・クリニックでの治療法

医療機関・クリニックでできる額・おでこのシワの治療法にはいくつかの種類があります。

注入治療

ボトックスやヒアルロン酸などを注入する治療法でもおでこのシワを改善することができます。

ボトックスは、筋肉の動きを止め表情の癖などが原因のシワを目立ちにくくする治療法です。

ヒアルロン酸注入は、シワのある部分にヒアルロン酸製剤を注入し、シワを埋め立てることで目立たなくする治療法です。

どちらも即効性がありますが、その効果は数ヶ月~半年ほどで吸収され、薄れてしまうため、定期的な治療が必要です。

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レーザーなどの照射治療

ハイフ(HIFU)、サーマクール、フォトフェイシャルなどの照射治療でも額・おでこのシワの改善が可能だと言われています。ただし、注入治療と同じように、根本治療ではなく一時的に症状をやわらげる「対症療法」のため、シワのない状態を維持するには定期的に施術を受ける必要があります。

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その他の治療法

フェイスリフトでお肌のたるみを持ち上げると、おでこのシワを目立たなくすることが可能だと言われています。

フェイスリフトには、お顔の皮膚を切開して、皮膚そのものや表情筋に関わる筋肉の膜を一部切除・再度縫合することで物理的に持ち上げる「切るフェイスリフト」と、メスではなく糸を使用した「糸リフト(スレッドリフト)」があります。

どちらも即効性がありますが、切るフェイスリフトはメスを使う手術のためダウンタイムの負担が大きいこと・糸リフトは失敗のリスクが少なくないことと、効果が約1年~1年半と長続きしないことがデメリットといえます。

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