ひざコラム

【医師執筆】レントゲンだけで変形性膝関節症と診断できますか?

膝痛の原因として最も多いのは、中高年でいえば変形性膝関節症です。膝が痛い時に出来る一番詳しい検査と言えば、MRIであることは間違いありません。MRI検査をすれば、軟骨の厚み、半月板の傷み具合、骨の傷んだところが詳しく分かります。変形性膝関節症の状態を詳しく調べることが出来ます。

それでは、レントゲン検査で変形性膝関節症の診断は出来るのでしょうか。

保田医師

この先生が執筆しました

保田 真吾 先生

膝の痛み専門 大阪梅田セルクリニック 院長。京都大学医学博士。

変形性膝関節症の症例を数多く経験。
「和顔愛語 先意承問」の精神で、丁寧な診察を心がけている。

膝の痛み専門 大阪梅田セルクリニック

Contents
  1. 変形性膝関節症の特徴
  2. 変形性膝関節症は医師による診断が必要

変形性膝関節症の特徴

右膝 人工膝関節

左膝 変形性膝関節症

上の写真を見てください。

向かって左側が右膝ですが、人工関節の手術をした後です。

左ひざは明らかに内側の隙間が狭くなっています。軟骨はレントゲンに写りませんから、隙間がへっていると軟骨がすり減っていることが分かります。また骨が変形しているのが分かります。軟骨がすり減って、骨が変形している、これはまさに変形性膝関節症の特徴です。

レントゲンだけでも変形性膝関節症と診断出来るのです。

関連記事

変形性膝関節症は医師による診断が必要

変形性膝関節症の診断は画像だけでおこなうものではありません。膝痛がどれだけ強く出ているか、膝の腫れの具合、膝関節の可動域、日常生活のどんな動作で膝が痛いか、などを総合して診断します。

膝痛専門のドクターであれば、丁寧な問診と視診と触診をおこなえばレントゲンだけで十分、変形性膝関節症を診断出来るのです。

関連記事

ひざの再生医療 TOPへ戻る

Find a Clinic
Knee Re-Medical
ひざの再生医療を
提供している医療機関

脂肪組織から間葉系幹細胞を分離して、数千万~1億個ほどまで培養し、注射により静脈投与または局所投与を行います。

詳しく見る

ひざの再生医療を提供している医療機関

ひざの再生医療を提供している医療機関

ひざの再生医療を提供している医療機関