変形性膝関節症は、軟骨がすり減り、ひざが痛くなる病気です。一度すり減ってしまった軟骨は、元のように戻ることはありません。早く医療機関で受診をして対処することが肝心です。
変形性膝関節症の治療では、保存治療と手術療法が基本となります。早期に医療機関を受診し、必要に応じて薬物治療などを行う「保存療法」。そして症状が進行し、重度になると手術が必要になる「手術療法」です。
変形性膝関節症を患っている人は、初期~中期の症状の人が多く、手術が必要とされている重症の人は比較的少数です。日本に3000万人いると言われてる変形性膝関節症の患者さんの中で約7万人前後が手術が必要と言われており、全体の1%未満になります。
ですので、変形性膝関節症になったらリハビリや運動療法を中心とした保存療法で行い、重症化への進行を防ぐことが大切です。